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中小企業が採用できないスペックの人を採用するには、リモートワークが最適だった。経過・結果と失敗しないポイントを書いてみた

【公開日】2018/12/26 【最終更新日】2018/12/27

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先日は少しダークな退任のお知らせにたくさん反響をいただきまして、ありがとうございました。
久々のブログ記事だったので、思い出していただく効果は高くて、お仕事の依頼を数件と心配してくれたのか高校の友人から飲みに誘われました。笑
皆さん、優しいお心遣いをありがとうございます。

気持ちの面では、初回だけ若干泣きそうになりましたが、凹みは正直あまり無くて、引き続き働いてもらっているスタッフと、会社をより良くしていかないとなという気持ちが強いです。

業務についても、退任前からなるべく仕事を個人から各スタッフに渡せていたので(これから書くリモートワークのおかげもあって)
ほとんど現場に混乱もありませんでした。

さて、前回のエントリでもちらっと書いたのですが
一年間で弊社がかなり様変わりしてまして。

一年前移転のお知らせの時
⇒社内で出社するスタッフは7名、リモートは1名。(メール営業スタッフ)業務委託の方は多数(制作開発はほとんどフルリモート外注)
 前のオフィスが8名分しか席が置けなかったので、増えたら入らないし、打ち合わせもできないし…で急いで移転。(4ヶ月分くらいの賃料や、残りの契約期間が無駄になりました…。)

現在
⇒社内のスタッフ8名(一部入れ替わりもあり)。
 フルリモート6名(うち複業2名)(職種はディレクター、デザイナー、フロントエンドエンジニア、アシスタント、編集者、営業等ほぼ全部)
 出社2名。(こちらもうち複業1名)週1~4日出社。
 業務委託の方はほぼ変わらず(制作開発の方は相談の上、正規雇用に移行中。)
 会社に誰もいないことも^^;

移転したら使う人が減って、オフィス移転の意味…。となっています。(移転下手過ぎです。毎回お得に入居はしてるんですが…。)

打ち合わせスペースと、そこそこ疲れない椅子があるので、秋葉原・神田あたりで作業したい方がいたら、声をかけてください。


↑オフィスこんな感じです。パソコンとモニタとケーブルめちゃくちゃ並んでますが、人はいません…。

ちなみに男女比も
男女3:1から
男女1:3とキレイに逆転しました。(多少身だしなみに気をつけ始めました。汗)

そして、収益の方も今年一番凹んだタイミングとの比較ではあるものの
ガッチリ運用がうまく行った時は、三倍くらいまで伸びました。

こんなことを書くのもアレなのですが、以前と比べて「ここは僕の会社だ!!!!!」みたいに思うことも無くなりました。
注:リッチマンプアウーマンより。↓動画がなかったので、公式?botの埋め込みで。

たまたま弊社や私に合ってただけかもしれませんが、リモート万歳です。

制作開発は元々数年前からフルリモートだったので、なんで早く全部変えなかったんだろう…という感じです。

たくさん素晴らしい方にも出会えて、一緒に仕事ができています。
下記で、具体的にきっかけや、やり方など書いていきます。

長くなったので、先にざっくりまとめます。

  • オフィスから人を減らしてフルリモート化したら収益が3倍になりました。
  • 採用を急いでたら、キャスターさんのreworkerで人を取りましょう。なんと破格の10万円から紹介してくれます。いい人をたくさん紹介してもらいました。(追記:弊社で利用した当時の金額です。現在は15万円からのようです。これでも超破格ですね。)
  •   運営会社のキャスターさんのサービスももちろん良いですが
      キャスターさんを通さない場合でも「在宅」「リモート」の求人は
      通常、中小企業には採れない方が応募してくると思います。

  • よく、リモートにしてちゃんと働いてるかわかるの?と聞く人がいますが、逆にわかります。全部やり取りがチャットになると「チャットから消えた人≒やっていない」になるので、むしろ集まって仕事するよりいいのかも?とも感じています。

以下、詳しく書いていきます。

発端は業績の悪化と大規模な案件・営業先からのサービス紹介だった

昨年終わりから今年の初め頃、色々不可抗力で大きな継続案件が無くなり、さすがに本気で仕事を増やさないと…となった時期が実はありまして。

とはいえ、SEO対策業務を一気に何件も増やすのは、リソース・収益的にもあまり…という感じだったので(手前味噌ですが、弊社の場合、特にSEO対策の契約期間前半は一気に原価を使って対策にかかるので、利益が出づらいんです…。)
制作案件でまとまった受注をしようと、動くことにしました。

動き始めてすぐに、運良く大きなお仕事を2件、その後も数件制作・開発のお仕事をいただけて
収益は見えたのですが、他のお仕事も重なっていただけたので
「ちょっと分身して対応する感じじゃないと無理かも…」という状態になってしまい^^;
※この辺のコントロールは、難しいですよね。

当時、既存のスタッフは基本的に未経験から採用していて、ある程度対応できる分野が限られる感じだったので、いきなり受注した仕事をフルで受けるのは厳しい…。
じゃあ、いつもの仲の良い会社と協力して…とも考えたのですがちょうど忙しそう…。

「さてどうしようか」と思っていたところに、営業先でキャスターさんのreworker(※)をご紹介いただきました。
※未だに、キャスターさんがリモートアシスタントサービスの印象の方もいると思いますが、色々やられてます。
リモートワークの方の紹介事業をしているのは当時私も知りませんでした。

※以降、提灯記事っぽくなりますが、一切原稿料や紹介料などはキャスターさんからいただいていません。あくまで、近況報告の延長です。

当時、結構夜遅めの時間だったと思うんですが、早速営業の方につないでいただき
翌日にはもうオンライン会議ができるappear.inを使ってサービスの説明いただき、契約を決めました。

募集は、大きな案件2つが、サイトリニューアルとコラムの大量作成だったので、WEBディレクター・プロデューサーの方と、WEB編集者の方の2ポジションを依頼しました。

依頼の翌日から複数名候補者の方のレジュメが送られてきて、スピード感に驚きました。
レジュメを見た感想としては、「こんなキラキッラの…」(注:キャリトレ↓)

という感じでした^^;

候補の方はどなたもよかったのですが
中途で入るのが非常に難しい某大手WEBインテグレーターでWEBプロデューサーをされていた方が特によかったので
すぐに面談を依頼しました。

こんな人が来ました。革命が起きました

お会いすると、逆にこちらがディレクションされる感じで、2つの求人の情報を整理してもらい、どちらもこういう条件ならやれますけどどうですか?
と提案をもらいました。
(本題と違いますが、求人の条件って非常に一方的なものなので、逆に求職者からこういう提案もらえるのはいいことですね。)

さらに、なんとこちらが想定していた工数の半分以下くらいの提示をしてくれました…。
「2つの募集を1人で解決できて、半分の工数でやっていただける」という
あまりにもすごい提案をいただいたので、「あ…、もうすぐお願いします。なんか仕切ってもらってすみません」という感じで、すぐに依頼をしました。

今まで、ちょっと違う職種のメンバーに教えて…拙いながらレクチャーをして、メンバーが業務を覚えてくれて…ということを数ヶ月~1年ほどかけて運営していたのが

数日で相談⇒提案⇒解決したので、「なんだこうすればよかったのか…」という感じで革命が起きました。
キャスターの代表の中川さんもネット上で、何度も「リモートワークにするだけでいい人が来る」「リモートワークだと(≒地方にはという文脈のこともあった)すごい人がたくさんいる」という趣旨のことを書かれていて
弊社でも制作・開発に関してはフル活用していたのに
何故かディレクターの方や、その他の方の外注は避けていて、これは結構もったいなかったんだな…と感じました。
(思い出すと、何故か…というか、正直当時のスタッフに遠慮もあったなとは感じます。)

依頼の結果、こんな成果が出せました。

  • 有名コンサルティング企業のサイトリニューアル、直後にアクセス5倍、問い合わせも3倍以上に。
  • 有名美容関連企業様のコラムコンテンツ100件以上を短納期で納品。

特にサイトリニューアルの方は満足度も高く、気持ちよく成果も出て、デザイン面でも「きれい」「かっこいい」と
たくさんの方に言っていただけました。

素材がなかったので、写真撮影もお引き受けしたのですが
先述のキャスターさんに紹介いただいた方が、ガッツリ仕切っていただき
私が若干空気になるくらいでした。汗

採用した時も思いましたが、一緒に働いてみて、思った以上にすごい人と一緒に仕事ができたな…。と感じました。

今、そのディレクターの方とは、ご本人の志向が少し変わったこともあって、一緒に取り組む業務量は当時より落ち着いているのですが
弊社のスタッフにディレクションや制作・開発に関わる業務について研修をしてもらおうと相談中です。

成功体験をきっかけに、半年ほど力を入れてリモート化を進めてきました。

上記の経験をきっかけに

  • 自社サイトの運用責任者(記事LPも作れて、コーディング・WordPress組み込みできて、広告運用・改善もできて…という方)
  • コラムの企画・作成・進行の責任者(某大手のネット広告代理店で同業務に取り組んでいた方)
  • 沢辺と同行していただき、業務進行のディレクションを担当いただいける方。(大規模サイトで長く制作・開発進行していたので、細やかに進行してもらっています。)
  • スマホとPCを支給して、不動産会社様に代わって、案内のアポを取るメール・電話営業担当

などを採用しましたが、いずれも募集から2週間程度で決定できました。
一部はキャスターさんではなく、自社でindeedbosyu.meで募集⇒採用したのですが(bosyu.meもキャスターさんか…。)
「リモート」「在宅」と書くだけで、その日のうちにどんどん応募が来るので
完全に「こうすればいいんだな…」という感じでした。

採用後も、元々いるスタッフも新しく受け入れたスタッフも気持ちよく働けているかなと思います。
私も「ここは僕の会社だ!!!!!」ってなることはなくなりました^^;

リモートワークで失敗しないコツ、心がけていること

まだ、一年足らずなので「失敗しないコツ」と書いていいのかわかりませんが…。

冒頭にも書いた通り、サボりそうとかは心配無用です。
むしろ疑心暗鬼になって疑ったり、ガチガチに管理したりしようとすると、すごく働きにくくなってしまうので、おすすめしません。
(↑集まって仕事する場合も、スキルが高い人ほど、ガチガチに管理されるのは嫌なのではないでしょうか?)

なので、最初からできる方を採る前提で「特に何もしないで任せる」のが意外と大きなポイントの一つかと思います。
さすがに何も無いと、何をしていたかわからない時は、簡単にメモ程度の日報を書いてもらうのもおすすめです。

あとは、キャプチャ撮って話すとか、説明必要な時は早めにビデオ会議やるとかは必要だと思いますが
その辺の具体的なツール周りやいろんな取り組みは、また来年にでも書きます。

おわりに

長々と書きましたが

  • 全社的にリモートワークになりました。(変わらず東京都内で、私は半分くらいは事務所にいるので、何かあればぜひお声がけください。)
  • リモートのスタッフが増えたことで、対応できる業務の幅が広がり、アウトプットの内容もこの一年で良くなったと思います。
    WEBで収益を上げたいな…。という時はぜひお声がけください。
  •   また詳しく書きますが、SEO対策専門会社ではなくて、SEOの技術も活かしつつ
      多少集客が難しい案件でも、WEBでどうにかして収益を上げる会社という感じで
      ここ1~2年ほど運営しています。

  • 専門家ではないですが、リモートワークの相談や自社採用のご相談もちょっと乗れるかもしれません。ここ数ヶ月時々相談いただきます。細かいテクニックも持ってるはずですが、「信じろ!」みたいな精神論に終始したら申し訳ございません。

まだ、数営業日残っていますが、今年も大変お世話になりました。
来年も何卒よろしくお願いいたします。

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