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【ECサイト】「EC利用者は納期を重視してない?」って思うと大火傷をします

更新日:

少し間が空いてしまいましたがお元気ですか?

WEBコンサルタント『サーチサポーター』の代表、敷田憲司です。

今回は『WEB担当者Forum』の「スマホでは「画面が見にくいから」ネットショッピングしない68%――1,200人調査」という記事より、ネットショッピングについて(特にECサイトについて)考えてみます。

 

ネットショッピングをする理由

「ネットショッピングをする理由」のトップ3は次のとおり。

  • 1位「外出しなくても買い物ができる」59.3%
  • 2位「価格が安い」53.1%
  • 3位「時間を気にせず買い物ができる」45.7%

それ以外には、「商品の比較がしやすい」「手に入りにくい商品が購入できる」といった項目があがっている。「指定場所に配達される」「すぐに配達してもらえる」など、配送に関する項目は、総じて低かった。

引用:
スマホでは「画面が見にくいから」ネットショッピングしない68%――1,200人調査

 

あなたがネットショッピングをする理由は何ですか?
私の場合は1位と3位の理由、「外出しなくても買い物ができる」「時間を気にせず買い物ができる」が主な理由です。

日中に仕事をしていると、どうしても買い物にいく場所時間は限られてしまいます。

欲しい商品が遠方にしかないとなると「出かける時間」も問題となりますし、そもそも出かける時間を確保するには、週末など休みの日でないとまとまった時間は確保出来ないという問題もあります。

 

また、夜に寝る前に「しまった!○○を買わなければ!」と、急に思い出すこともあり、「まあ、週末に買いに行こう…」と考え、そのまま眠りについて次の日にはまた忘れてしまっていることもよくあります(これは私だけかも知れませんが…)。

 

「思い立ったが吉日」。

例え深夜であっても、思い立ったときに即注文することが出来るのは、ネットショッピングの強みでもあるといえます。

 

配送に関する項目が低いのは、「納期を重視してないから」?

ここではもう一つ気になることがあります。

それは、「指定場所に配達される」「すぐに配達してもらえる」など、配送に関する項目は総じて低いということです。

これはECサイトで注文した商品の配送は「どこにでもすぐ届く」が、今では当たり前になるくらいにインフラが整備された証拠だとも言えるのですが、ここでは「最低限のサービスレベルとして要求されるようになった」と理解するほうがよいでしょう。

 

またしても私の例を出して恐縮ですが、私の場合Amazonで買い物をすることが多く、都内に住んでいるため、商品の注文を行った次の日(遅くても3日以内)には商品が届くであろうと想定して注文を行っています。

私の中では「3日以上かかるかどうか」が判断基準にもなっており、これ以上の期間を要するのであれば、Amazonであっても注文することを躊躇います。

今や多くの人が同じくらいの期間を配送のリミットとしているのではないでしょうか。

 

よって、ECサイト管理者は配送に関する項目が低いのは「ユーザー(お客さん)が速配を重視してない」からと捉えてしまうと、大火傷をすることになるでしょう。

スマートフォンを見る若い女性

これからは「スマホでもショッピング」が増えます。

 

スマホでネットショッピングをしないのは今だけ

「スマホを所有しているが、スマホでネットショッピングをしない人」(257人)に聞いた「スマートフォンでネットショッピングをしない理由」への回答は、多かった順に次のとおり。

  • 1位「画面が見にくいから」68.1%
  • 2位「パソコンで十分だから」44.0%
  • 3位「操作がしにくいから」39.7%

 

引用:
スマホでは「画面が見にくいから」ネットショッピングしない68%――1,200人調査

 

最後に、スマホでは「画面が見にくいから」ネットショッピングしないということについて。

元記事にもありますが、この調査は少しパソコンユーザーに寄っている可能性が高く、スマホしか持ってない人の回答があまり反映されていない可能性があるということです。

スマホでショッピングをしない割合が多いので、「今はまだスマホ対応しなくてよい」と判断するのは早計です

スマートフォンの普及率は相変わらず右肩上がりですし、若年層はパソコンを持っていない人が増えているので、PCサイトのみに頼ると今後は先細りになる可能性もあります。

また、レスポンシブルでデバイスごとにサイトを適応させる、スマホ対応しているということはSEOにも良いですし(検索評価にも繋がります)、何よりもユーザビリティに優れていると言えます

 

今後デバイスが変わろうとも「ユーザーのため」を考えてサイト施策を行えば、必ず評価も信頼も得ることになると私は考えます。

【追伸】

本日よりサービスが開始されたYahoo!ショッピングの「まとめ記事」も、しっかりスマホ対応がなされています。

今後はスマホでも「ネットショッピングをする」ことが大幅に増えるでしょうね。

※ 参考:お買い物まとめ

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この記事を書いた人

敷田憲司

敷田憲司

WEBコンサルタント『サーチサポーター』代表。 WEBで探してもらえるよう、注目されるようにサポートします。 コンテンツの企画立案だけでなくSEO、SEM、アクセス解析などの集客、運用、分析も行い、お客様の状況、目的に合わせて優先度をつけてご提案しています。 趣味はサッカー観戦とフットサルです。

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