「いつかはゆかし」炎上騒動を鎮火するたったひとつの冴えたやり方


油は燃えるよどこまでも。一連の騒動をご存じない方はまずこちらの記事をご覧ください。

こんなプレスリリースを読みました。

「いつかは ゆかし」に対する一部ブロガーによる悪質なデマに対して、被害届の提出を検討(アブラハム・プライベートバンク)

驚いて会社や自宅の郵便受けを確認しましたが、内容証明などは届いていなかったようでほっとしました。

一般的な個人ブロガーがソーシャル・メディア等を通じて当サービスに関して事実に基づき情報を発信する行為をなんら抑制する意図ではございませんので何卒御安心ください。

とのことですので、一般的な個人ブロガーは言及してもとくに問題ないようです。さすがアブラハムさん、懐が深い。

ところで、一般的な個人ブロガーってのがよくわからないんですが、一般的じゃないブロガーとはイケダハヤト氏や与沢翼氏などを指すのでしょうか。月収52万にも満たず、秒速で1億円も稼げない私はどうやら一般ブロガーのようです。安堵する反面、なんかヤンキーにパンピー扱いされたときみたいにちょっと不愉快な気分にもなるから不思議なものです。

そもそも、考えてみれば当ブログは騒動勃発時から一貫してアブラハムさん擁護派です。訴訟に怯える必要などはじめからないわけで、何を焦ってたんだろうなあ私は。

そんなわけで、本日もアブラハムPBを応援する気持ちを込めて本エントリを書いております。

アブラハムさんの発表の要旨は以下の通り。

  • やまもといちろう氏は、いつかはゆかし用ではないシミュレーションをいつかはゆかし用だと誤認させる記事を意図的に書き、不当な批判をしている。
  • J社から悪い噂を聞いたというからJ社に確認したら、「やまもといちろうなんて来てないよ」と言われた。
  • やまもといちろう氏がやたらに粘着してきてこわい。ぜったい敵意がある。
  • だから、弁護士を通じて記事の削除要請をしました。
  • 消さなかったら警察に被害届を出すかもしれないぞ!

うーん、申し訳ないんですが、アブラハムさんはまたしても悪手を打ってしまいました。

やまもといちろう氏が削除依頼や被害届程度で止まるわけがないだろうという点もそうですが、つうか提出済みじゃないのかよとずっこけたとかそういう話でもなく、仮にやまもと氏を屈服できたとしても、潔白の印象を回復するのは至難の業なんです。(ちなみに当のやまもといちろう氏は案の定こんな記事を返しています)

「悪事を働いていない」ことを証明するのはいわゆる悪魔の証明で、「今回はうまく切り抜けたようだが、きっと裏では何かしてるに違いない」という疑念は容易に払拭できないと思われます。やまもと氏を相手にした場合、勝っても負けても得られるものが少ないんですね。

まずは、火元となった問題から解決すべきでしょう。

その後の派手な展開にお忘れの方も多いかもしれませんが、そもそもの騒動のきっかけはこの記事でした。

富士経済調べの件について問い合わせてみた(高配当ETFで戦略的インデックス投資日記)※2013/02/28追記あり

富士経済調査のはずが、当の富士経済からそんな調査は知らないよと言われてしまったこの問題。しかも追記を読むと、やり取りの途中でアブラハムの担当者と音信不通になってしまったようです。この記事が最初に上がってからもう2週間以上も経つのに、いまだに公式見解がないのはなんとも具合が悪い。

富士経済に依頼したのは確かなのですから、契約書なり発注書なり納品物なり、証拠を示すのは簡単なはずです。どうしてアブラハムさんはそれに気がつかないのか…見ていてたいへん歯がゆいですね。

さらにはこれも放置するわけにはいかないでしょう。

いつかはゆかし徹底検証 – アブラハム・プライベートバンクの財務・経営状況(吊られた男の投資ブログ)

アブラハムPB単独での財務・経営状況が2010年から2011年にかけて大幅に悪化しており、わずかではありますが債務超過だったという指摘です。しかも、なぜか2012年の決算情報が公開されていないそう。30年もの長期投資を預けるには企業の継続性が重要になりますので、この指摘にも明快に答えねば致命傷になりかねません。

今年は新卒を100名採用するほどなのですから、昨期の業績はV字回復のうなぎ上りだったはず。業績を公開するのになんら支障はないでしょう。なのにどうして公開しないのか…これもまた実に歯がゆい。

いつかはゆかしだけに奥ゆかしさをアピールしたいのでしょうが、ブランドイメージを守りたい気持ちはわかるもののこの期に及んでそんなことは言ってられないでしょう。ここは意を決して決算情報を開示すべきなのではと思います。

というわけで、本ブログからアブラハムさんに提案する最高の炎上対策は「真実を明らかにして正々堂々反論しよう」です。

逆に、やまもといちろう氏の件が片付かなくても、上に挙げたふたつが解決するだけで一気にトーンダウンすると思うんだけどなあ。

手持ち資料を公開するだけの簡単なお仕事なのに、どうしてやらないんでしょう?


(2013/3/5追記)
関連記事を追加しました。
「いつかはゆかし」のGoogle検索結果が変調をきたしている件


(2013/3/7追記)
関連記事を追加しました。
やまもといちろう氏の「アブラハムPB社「いつかはゆかし」に対する公開質問状」を要約・解説してみたら怖すぎて震えた件


(2013/3/15追記)
関連記事を追加しました。
「いつかはゆかし」が積立したい商品ランキングで第1位(富士経済調べ)はやっぱり本当やったんや!


(2013/3/16追記)
関連記事を追加しました。
アブラハム「いつかはゆかし」よくある質問に虚偽記載の疑い


(2013/3/20追記)
関連記事を追加しました。
FACTA 4月号『「いつかはゆかし」の化けの皮』の感想


(2013/3/29追記)
関連記事を追加しました。
「いつかはゆかし」一大疑獄からの逆転の秘策

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「いつかはゆかし」炎上騒動を鎮火するたったひとつの冴えたやり方” への8件のコメント

  1. だって、富士経済なんてウソなんだもーん
    適当ななんちゃって会社に騙されて(本当は知っているけど)ということにしようか迷っているのよ。
    それに債務超過になったことを知らせちゃったら、本業に支障が出ちゃうじゃない
    だから黙っているのよ

    沈黙は金なり
    人の噂も75日 とにかく黙っているのよ
    ところがあのやまもといちろーっていうやつ 黙らないのよ
    だから黙らせようとちょっと脅してみたのよ えっへん 偉いでしょ

  2. これのことでしょうか
    https://twitter.com/abraham_PB/status/305836924902445056
    富士経済様と確認が取れました。この度はお騒がして申し訳ございません。なお、調査自体は富士経済様の協力で適切に行われております。当該個人投資家調査の著作権は弊社にございますのでご質問等があれば当社宛にお願いします。引き続きよろしくお願いします

    記事を書く前にどうして、アブラハムに問い合わせなかったのでしょうか。
    この問題、アブラハムが正しいかは私の知ったことではないですが、
    デマに加担するかもしれない場面でこのブログは軽率ではないでしょうか。

    山本一郎という人物は100億円超の取引専門のファンドを設立したと豪語する割には、
    会社を信用調査会社で調べても、それを裏付けるものがまったくみつかりません。
    たとえばライブドアによるフジテレビ買収のときの仲裁に自分が関与したことを一時期ほのめかして、メディアに出演しましたが、当の堀江隆文に否定されています。
    http://togetter.com/li/146788
    こういったことは過去から繰り返されていて元監査役の井上トシユキさんの辞職理由は、
    「少なくとも2年間実態がなかった」とのことです。監査役が実態がなかったにせよ、
    会社が実態がなかったにせよ、大変な問題です。

    • そんな事実無根の悪質なデマを書くと、速やかに名誉棄損罪(刑法230条)、信用棄損・業務妨害罪(同法233条)を理由とする警察への被害届の提出、刑事告訴その他の法的手続きに着手する準備を進められてしまいますよ。

  3. 油公さまへ。山本一郎氏をどうこう言う前に、2005年に投資をした(国内私募ファンド、運用規模4.4億円、投資家数35人の匿名投資組合(油公さまと一心同体の日本再生アセットマネジメント有限会社が運用)のネット記録ことごとく削除し、なかったことにし、さらにファンド後に速攻で会社を清算した理由を教えてください。

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