アブラハムPB 不正キックバック・虚偽広告等で行政処分も「当局には我が社の画期的ビジネスモデル特許が理解できない!」と逆ギレる


天網恢々疎にして漏らさず。「ついに」というか、「やっと」というべきか、アブラハムプライベートバンクに行政処分が下るようです。

アブラハム・プライベートバンク株式会社に対する検査結果に基づく勧告について(証券取引等監視委員会)

勧告の対象となる事由は下記のとおり。SESCの勧告から、見出しだけ引用します。

(1)無登録で海外ファンドの募集又は私募の取扱いを行っている状況
(2)著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為
(3)顧客の利益に追加するため財産上の利益を提供する行為

ベタオリと小アガリを繰り返して場を回していたのに、親番が来る前に東場3局でトリプルロン。もうリーチ棒も出せない死に体とでもいうべきでしょうか。倒産はしてないから、まだ飛んではいないのだよ。

麻雀をやらない方にはチンプンカンプンな例えで申し訳ないのですけれど、このブログの以前からの読者の方にはもうひとつチンプンカンプンなことがあるかと思います。

「お前、アブラハム擁護派じゃなかったのかよ。ゆかしたん萌えじゃなかったのかよ」

と。

いや、まあ、そうなんですけどね。っていうか、そうした読者諸兄のほとんどがご存知のとおり、もともといわゆる褒め殺しというものだったわけですけれども、それが成り立っていたのもアブラハムさんがヒールとして健在であったからであって、こうきっちり白黒がついてしまうとですね、もはや前提から成り立たないわけです。

それでもね、一度作ってしまったキャラですから、ギリギリまでは芸風を貫こうと、そう心に誓っていたわけです。趨勢が決まってからは「飽きてきただろw」などと揶揄されて参りましたけれど、じっとこらえながらこの長い長い下り坂を三輪車で駆けていたのです。いつもはてブやTwitterなどでのコメント誠にありがとうございました。完走できたのはみなさまの叱咤激励があったおかげです。

というわけでね。いよいよ解禁です。卍解ってやつです。

こういう悪徳業者は滅びればいい。人間が生きる上で最も守らなければならないのは商道徳なのであるよ。働くとは、傍を楽にすることですからね。そんな商道徳を守らない業者は、公害を垂れ流しているようなものなのです。吐き気を催す邪悪とは貴様のことだ。

んで、この発表を受けてアブラハムさんがたいへんにユニークなプレスリリースを発表しております。

証券取引等監視委員会による行政処分の勧告について(アブラハム・プライベートバンク株式会社)

法令遵守を徹底し、ビジネスモデル特許を申請していたにも関わらず、誠に残念ながら、弊社のビジネスモデルに関して当局と見解が異なりましたので、この度の検査結果を厳粛に受け止め、改めて速やかに業務改善を行い、一層の内部管理体制の強化に努める所存でございます。またその他の指摘についても真摯に受け止め、業務改善して参ります。

これは一体どこから突っ込めばよいのか。

要約いたしますと「当局には我が社の画期的ビジネスモデル特許が理解できない! けど、仕方ないからしぶしぶ勧告を受け入れてやるよ」という意味であり、ここまで華麗に反省の色が見えないといっそ清々しいくらいです。悪い奴ほどよく眠るとはよくいったもの。

金の流れがバレないよう送金ルートを工夫したり、虚偽の広告を打って営業することがビジネスモデル特許にあたるのなら、美人局も寸借詐欺も同様に特許ものです。特許のタネってどこにでもあるものなんだなあ。

とはいえ取り付け騒ぎが怖いのか、一応既存客向けのエクスキューズは入れていますね。

弊社お客様の資産に関しては、AIJ事件やMRI事件とは異なり、海外金融機関にて健全に運用されております。

わざわざ太字で強調するようなことか。っつうか、類似を疑われる違法性をあらかじめ意識していなかったら、こんなプレスリリースはすっと出てこないのでは。

「引き続き弊社によるサポートは継続して提供できる見通し」とはありますが、これもどこまで本当かあやしいものです。あれだけ大量の広告費をぶっ込んだ「いつかはゆかし」事業がオシャカとなり、大幅な赤字を生んだのは間違いないでしょう。事業継続するだけの資金の目処はあるのでしょうか。

そもそも、こんなヤクザな商売に手を出すのは、それ以前から経営が瀬戸際に追い込まれていたからだと考えるのが自然です。

大黒柱に据えるつもりで全力をつぎ込んでいたであろう事業がぶっ飛んで、企業としての信頼もマントル層まで落ちきったアブラハムさんにはたして再起の目が残されているのか、甚だ疑問でなりません。

~fin.~

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アブラハムPB 不正キックバック・虚偽広告等で行政処分も「当局には我が社の画期的ビジネスモデル特許が理解できない!」と逆ギレる” への4件のコメント

  1. 彼ら、ビジネスモデル特許というのがどういうものか分かっているんでしょうかねえ。

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