円安誘導はグローバル化に抵抗する短期施策に過ぎない


もしかして日本のメーカーがなぜ高い製品を作らざるをえないか、みんなわかってない? : メカAG 」って記事を読んで、「グローバル化市場で同じ土俵で戦っては日本企業は生き残れない」って記事を書いたら筆者から反論を頂いたのでその返答をします。

結論からいうとタイムレンジの設定が違うだけで結局同じような見方をしてるんだなあと感じた次第なんですが。

返答を頂いた〆の部分を引用します。

人件費が高いのは物価が高いからで、それは通貨高のため。もちろん生活水準も理由ではある。アフリカの奥地の国と日本では生活水準が違うから物価も違う。しかし新興国が日本の経済を脅かすようになるということは、新興国の生活水準が上昇し日本に近づくのだから、結局は生活水準は同じになるし、物価も同じになる。

まったく同意です。

それにそうなるべきだとも考えています。

私の書き方が悪かったせいか、後進国はいつまでも後進国であるべきで、日本は豊かな先進国であるべきだと考えているように思われてしまったフシがあるのですが、ぜんぜんそんなことはありません。

そういった部分については私はどちらかというと左寄りの考え方でして、「先進国」による「後進国」の搾取はたいへんにファックなことであるなあと思っております。

なので、アフリカの奥地と日本の生活水準が等しくなるのはまったく正しいことで、大歓迎だと考える次第。

でも、急にそうなっちゃうのは具合が悪いというのが私の考え。

「グローバル化」によって労働に対する対価が世界的に見て平準化するのは当たり前の流れとして受け入れなきゃいけないと思うのですが、それが急激に進むと変化を吸収できない人が必ず現れます。

工場の海外移転で職を奪われた失業者がまさにそれですね。

その失業者の大量発生を一時的に食い止め、平準化する世界へのソフトランディングをするために行われる短期的な施策が円安誘導であると私は考えます。

そのころまで私が生きているかはわかりませんが、近い将来は通貨価値の偏りなんて意味を持たない真の意味のでの「グローバル経済」が実現されているんだろうなあと思う次第。

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