高度なオペレーションとは従業員をロボット化すること、ということ


ファミレス苦戦でもサイゼリヤ一人勝ち 圧倒的コスト競争力の秘密 (1/3ページ)
店舗のスタッフ数が少ないのも同チェーンの特徴だが、それも生産性向上の結果だ。フロアの仕事量を移動距離×時間で算出し、必要最低限の人数を配置する。トレーを使わず皿を手で運ぶのは、手ぶらの移動時間をつくらないため。忙しい時間帯は立ち止まらない。キッチンにガスレンジどころか包丁もないのは、スタッフの技能に頼らないためだ。

私も基本的にオペレーション万歳の人で、マニュアル化を笑う人に指をさし返すわけだけれど、ここまで来ると「料理屋さん」ではなく「食事提供業」となってしまうところにさみしさを覚える。

従業員にしてみれば、せっかくイタリアンレストランで働いているのにトマトの切り方ひとつおぼえられず、技量が身につく余地がない。簡単でいいって人も少なくないだろうけど、それって代わりがいくらでもいるってことで、誰かに成り代わられる可能性もあれば、もしかすると人間ですらなく機械に取って代わられるかもってことなわけです。

もちろんそれは経営的に正しいことだし、庶民のお財布的にも優しいことだし、そこまでの仕組みを生み出したサイザリヤさんは完全無欠に正しい企業努力を重ねてきたってことなんだけれどね。

勘定ではなく、感情の問題としてなんだかなあと思うのだ。

機械あれば機心生ず、って荘子様の言葉を思い出した次第。

ともあれサイゼリヤのドリア美味いよね。

追伸)
「機心」の故事がうろおぼえだったので調べたら↓がヒット。
いまさら自然回帰を唱えるのはいくらなんでも無邪気すぎるけど、ときどきこういうこと考えてみるのはアリだと思うのです。
順心寺Web:コラム:機心(きしん)

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