FACTA 4月号『「いつかはゆかし」の化けの皮』の感想


桜の花がほころんでまいりました。まだ二分咲きといったところですが、桜は散り際がいちばん美しいもの。桜散る季節が待ち遠しいですね。

さて、本題の前にアブラハムさんの運営する2つのサイトで異変があったようです。

何者かによって改ざんされた可能性

何者かによって改ざんされた可能性(画像クリックでエラーページへ)

ゆかしメディア」と「海外投資新聞」が何者かによって改ざんされてしまった模様です。正確な情報はアブラハムさんの公式見解を待つばかりですが、閲覧者にウィルスチェックを呼びかけているあたり、たぶんマルウェアに感染しちゃったんでしょうね。つーか、サイト告知だけじゃなくニュースリリース打たなくていいのか。被害広がりかねんぞ。

マルウェアの感染経路はWebサイトの閲覧中が多く、今回の件もアブラハムさんのサイト管理者が感染し、そこからFTPなどを通じて両サイトを汚染してしまったのではと推察します。たぶんハッカーの仕業などではないと思うんですよね。とはいえ、私はコンピューターウイルスの専門家ではありませんので、詳しくは高木浩光先生(@HiromitsuTakagi)方面からの解説を期待したいところ。

直近で「ゆかしメディア」や「海外投資新聞」をご覧になっていた方は、アブラハムさんの呼びかけどおり、一通りのウイルス対策を行ったほうがよいかと思います。サイト運営者の方は感染源にもなりかねませんので、Googleの案内も参考に慎重な対応をお願いします。

マルウェアとハッキングされたサイトについて(ウェブマスター ツール ヘルプ)

それにしても、業務用PCで一体どんなサイトを閲覧していたのか想像するとたいへんに心温まる次第。

さて、毎度枕が長くて申し訳ありませんが、本題でございます。

先日の更新でもお伝えしましたが、経済ジャーナリズム界のフライデーこと、FACTAさんの4月号に我らがゆかしたんがデビューを果たしました。

「いつかはゆかし」の化けの皮(FACTA online)

いちファンとしてこれは読むっきゃないわけですが、オンライン記事には年間購読者でなければアクセスできないとのこと。いつかはゆかしの他にまるで興味がない私としては、年間購読はさすがにきつい。というわけで、本日の発売日を待って関内の有隣堂本店まで足を伸ばしてまいりました。つうか、FACTAってごく一部の書店でしか店頭取り扱いはないんですね。買ったの数年ぶりだからすっかり忘れてましたよ…。他に書店で購入されたい方は、FACTAサイト内の「よくある質問」内に取り扱い店舗の一覧があるのでご確認ください。といっても東京、神奈川、愛知、大阪、福岡の一部書店のみなんですが。

はてさて、本誌の感想をお伝えする前にですね、某所でFACTAの記事を読んだという人間が、記事の概要を書いていたので紹介します。奥のほうでまったりやってるかんじだったので直リンクは自重。ソースが気になる方はお手数ですが適宜ググってください。

YUCASEE-FACTA

FACTA読んだ。

結論として、山本一郎ブログと同じ内容のFACTAの疑問に対して、
会社側がそれを否定した内容。

記事前半は、竹中平蔵や日銀副総裁の岩田氏、元官僚の高橋洋一らが
アブラハムの広告塔みたいになっていることや、派手なテレビCMのこと、
物産の元副社長がアブラハム顧問に就任していたり、
アブラハム社長が元物産、役員が元アクセンチャであることを紹介。

そもそも「海外投資業界」はフレンズプロビデントを販売する香港系違法業者の
巣窟だと指摘。
そんな違法業者と一線を画すという、
一見有望なベンチャーだが疑惑もあるとする。

「情報によると・・・」という書き方で、
海外子会社を通じたハンサードからのバックマージンについての
疑問について述べられていて、その内容は山本一郎と同じ。
その確証までは出ていないが、サゲイシャスという会社があるらしい、
とのこと。

「もう一つ情報によれば・・」として、
違法業者をバッシングしている各種サイトはアブラハムの
自作自演ではないのか?と疑問を呈している。
(これは、無登録業者の笹子善充がいつも言っていること)

FACTAがアブラハムに取材をしたところ、
「四大法律事務所のうち3つを使っている。
自作自演していない」とのこと。

(FACTAに対しては社長が取材に応じている)
(その他、タイのファンドで損をした件などはアブラハムリリースの通りの内容)

最後は、「新卒採用を100名するらしいが、本当に信用できる企業なのか?
今後とも動向を注視する必要がありそうだ」というまとめ。

会社は疑惑に対して堂々と取材に答えていたようで
記事のトーンはFACTAにしてはマイルドだった。

あれれ~おかしいぞ~。

どうも私が読んだ印象とはまったく異なります。というか、悪質な一部ブロガーことやまもといちろう氏の公開質問の中になかったこともたくさん書かれていました。これはどういうことでしょうか。推測ではありますが、おそらくこの書き込みはアンチ・アブラハムの工作員によるものでしょう。このようにFACTAの記事をいかにも無害なように装うことで、記事への反論を押さえ込もうという策略に違いありません。卑劣なり、アンチ・アブラハム軍団。

上記の書き込みの中の、“一見有望なベンチャーだが疑惑もあるとする”や“記事のトーンはFACTAにしてはマイルド”というあたりですが、ぜんぜんそんなかんじではありません。むしろ獲物を狙う猛禽類の殺気すらまとっていると感じました。これはのんきに放置しておくと、またくだらぬデマの温床となるに違いありません。

擁護派筆頭たる私といたしましては、かように卑怯な振る舞いを見過ごすわけにはまいりません。本当なら元記事を全文転載したいところではありますが、それは著作権的に問題がございますので、私の感じた限りのところで重要と思われるポイントを抜き出して紹介していきたく存じます。詳しく知りたい方は本誌を購入してください。また、見開き2Pの短い記事ですので、引用元の頁数は省略いたします。

では、まいりましょう。

(経営陣の経歴に触れた後で)これらだけ見れば、有望なベンチャーだ。が、実像はかなり異なる。
※括弧内は筆者追記

「疑惑もある」などというぬるい表現ではなく、「実像はかなり異なる」という断定的な表現です。何の根拠があるのか。アブラハムさんは即刻名誉毀損で訴えるべきでしょう。むしろ、法廷であらゆる証拠を白日の下にさらし、潔白を証明できるよい機会になると思います。

サイトを見ても投資の具体的事柄は何も出ていない。顧客は1万9800円のDVDを買って会員にならなければ、投資対象など詳細な説明を受けることができないのだ。

「入会後に事前に」資産運用ノウハウDVDを見せて説明することは以前当ブログでも取り上げております。高岡壮一郎社長のブログによれば、説明後にやめたくなった場合は、入会金を全額返金しているそうです。DVDの購入代金がその返金の対象になるかは存じませんが、もしならなかったとしてもとくに問題はありませんよね。アブラハムさん独自のノウハウが詰まったDVDを19800円で買えたのですから、むしろ安い買い物だと思うべきなのです。

不透明なカネの流れを想起させるような複数の情報がある。それによれば、高岡社長の親族が出資して設立された「サゲイシャス・トレンド・インターナショナル」(STI)というペーパーカンパニーが英領バージン諸島にあり、香港のHSBCに口座が開設されているというのだ。プール金は日本に還流しているらしい。同社の代表者は現在、高岡社長の親族から別の日本人に代わっている。その人物はABP(筆者注:アブラハムプライベートバンクの略)が経理業務を委託する男性と同一人物と見られる。

高岡壮一郎氏のような優秀な人物を輩出した家系なのですから、親族にも経営者がいるのはごく自然なことです。ペーパーカンパニーというのはよくわかりませんが、たぶん製紙会社でしょうね。バージン諸島にあるのでコーラというか、サイダーも作っているような気がします。プール金がどうたらとも書いてありますが、としまえんですら冬季はプールに魚を放して釣堀を経営しているのに、いったい何が問題なのかさっぱりわかりません。

関係者によると、自社サイトのほかに「サテライトサイト」と呼ぶ覆面サイトが相当数あり、日々、ABPの社員が更新作業にあたっているという。代表例は「みんなの海外投資」や「みんなの積立」といったサイトで、その内容はABPやハンサードを好意的に取り上げる一方、競合するもぐり業者などを徹底的に批判するもの。要は自作自演のステルスマーケティングだ。

ミスチル櫻井さえアフィリエイトブロガーとして参戦しているのに、「みんなの海外投資」や「みんなの積立」のような公平・中立なサイトをステマ呼ばわりとはどんな了見をしているのでしょうか。私も擁護派の一員として目をつけていたサイトではありますが、確たる証拠もなく残念ながら言及できなかったサイトです。こうしたポータルサイトの構築は、ネット集客ではわりと王道の手法ではあるものの、恣意的に他の業者を貶めるようなことはまずやりません。そんな悪質なやり方を、我らがアブラハムさんが行うわけがないのです。

高岡社長が三井物産を退職したのは2005年6月末だが、実はABH(筆者注:アブラハム・グループ・ホールディングスの略)とABPはそれより前の04年8~12月に設立された。つまりは在職中の副業だ。そのため設立当初の取締役は高岡社長の両親が務めていた。

これの何が問題なのでしょうか。三井物産の社則ではどうなっていたかわかりませんが、サラリーマンが副業を持つことは別に法律で禁じられているわけではありません。むしろ、この厳しい時代を生き抜くためには、多少の副業を持っておいた方がよいでしょう。

それがたとえ記事に書かれているとおり、1本20万円の高額な株式レポートの販売でも、アブラハムプライベートバンクと事実上一体の関係にあった「日本再生アセットマネジメント」が昭和ゴムの架空増資疑惑に関連してマイナス85%という惨憺たる運用損を出していたとしても、まったく関係のないことです。もし仮にすべて事実だったとしても、筋の悪い言いがかりとしか言いようがないのです。

まだまだ紹介したい箇所はたくさんあるのですが、これ以上の引用は記事の無断転載でFACTAさんよりスラップ訴訟を起こされかねませんので、記事中に唯一ある高岡社長のコメントを引用して本稿を締めたいと思います。

「当社は4大法律事務所のうち三つからリーガルオピニオンをとってやっている。STIという会社は知らない。自作自演サイトなどやっていない。MA投資や日本再生AM、APF(筆者注:APFホールディングスの略。マイナス85%の運用損を出した直接の戦犯)への投資などは、私自身、それほど詳しくない部分もあり、この場では回答を差し控えたい」

さすがは高岡社長。優良企業のトップらしい慎重な受け答えです。いくら社員数が少ない時代でも、末端での運用などといった些末事にはいちいち口を出さなかったのでしょうね。度量の広さがうかがえます。しかし、社員が勝手にやらかしてしまった可能性は捨てきれないので、明言は避けておられるのでしょう。いやはや、さすがだなあ。

最後に、繰り返しではありますが、この卑劣なデマ記事を確認するために本誌を書店で購入されたい場合は、FACTAサイト内の「よくある質問」内に取り扱い店舗の一覧があるのでそちらをご確認ください。残念ながら近隣に取り扱い店がない場合でも、もしかしたらお願いをすれば送料負担で地方に発送をしてくれる書店さんもあるやもしれません。


(2013/3/23追記)
「ゆかしメディア」と「海外投資新聞」が落ちたのはやっぱりウイルスが原因だったようです。
下記サイトの【感染された日本国内ウェブサイトの一覧】にmedia.yucasee.jpの記載がありました。
【警告】 285件日本国内のウェブサイトが「Darkleech Apache Module」に感染されて、IEでアクセスすると「Blackhole」マルウェア感染サイトに転送されてしまいます!(0day.jp)

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FACTA 4月号『「いつかはゆかし」の化けの皮』の感想” への2件のコメント

  1. ひどい話だと思います。メディアの力を濫用し、新しい手法を潰すことで既存勢力へと擦り寄ろうとする姿勢には、ジャーナリズムの欠片も見当たりません。
    かくなるうえは「いつかはゆかし」に加入してすこしでもアブラハムさんを応援したいところですが、残念ながらハムカツを食べるために投資資金を使用してしまったので、心の中で応援し続けようと思います。

    • まったくおっしゃるとおりです。
      私も「いつかはゆかし」に入会しようと思ったのですが、ついサイダーを飲みすぎて投資資金が足りなくなってしまいました。
      誠に残念な限りです。

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