「ペンギン3.0」の前に知っておきたいペナルティの解除手順と準備

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ペンギンアップデート3.0を2014年10月第2週にも実施することがGoogleから発表されました。ペンギンアップデートとは、Googleの検索順位を決めるアルゴリズムの変更のことで、悪質な被リンク構築をして検索順位を不当に操作しているWebサイトを駆逐することを目的としています。ペンギンに悪質なサイトとして捕捉されると、大幅な順位ダウンや、最悪の場合は検索しても表示されない状態になるペナルティが発動されます。

そのため、ブラックハットな手法で順位を上げているWebマスターはこのペンギンを死をもたらす凶鳥として古くから恐れており、死海文書にもその存在が描写されています。嘘です。

SEMリサーチさんによれば、Googleは「今から不正なリンクに nofollow を加えても遅すぎる」と述べているそうなので、ペナルティ対象となるサイトはすでに内定済みなのでしょう。いまからバタバタしても仕方がありませんので、天命を待つしかないでしょうな。

しかし、いまからできることもあります。それは、万が一ペナルティを受けてしまった際になるべく素早く、スムーズにペナルティ解除をするための準備です。「うちはホワイトハットだから大丈夫」と安心して見られている方もおるやもしれませんが、意図せずGoogleにブラックと判断される対策をしてしまっていたり、過去のWeb担当者や契約したSEO業者が何かやらかしてしまっている可能性もあります。また、ネガティブSEOをかけられていることだってあり得るでしょう。

ですので、ブラックハットの方も、ホワイトハットの方もひと通り確認しておいた方がよろしいんではないかなと。

それでは、以下に手順を書いていきます。

1.ペナルティ適用を知る

速やかなペナルティ解除に動くためには、当然ペナルティが適用されたことを知らなければなりません。Googleのウェブマスターツールに登録をしておくと、ペナルティが適用されたら通知をしてくれます。

ペナルティ適用後に導入をしてもペナルティがあるかどうかは確認できるのですが、ウェブマスターツールはペナルティ解除の申請にも必要なので、特殊な事情がない限りはあらかじめ登録をしておいた方がよいでしょう。

ウェブマスターツールへの登録は下記のリンクから行えます。

ウェブマスター – Google

ガイドライン違反のメッセージとその意味については以下のサイトが詳しかったです。

Googleのパンダ・ペンギン・不自然なリンク ペナルティとリカバリー-SEO塾の株式会社アルゴリズム

2.低品質なリンクを削除する

次は、無事ウェブマスターツールに低品質リンクの警告が来たら行うことです。(無事じゃねえよ)

警告の原因となっている低品質なリンクをすべて削除する必要があります。中途半端に削除をし、再審査依頼を繰り返すのは結果的にペナルティ解除までの時間をロスすることになりますので、やり過ぎかと思うほどに大胆にやってしまった方がよいかと思います。もし有益なリンクを削除してしまったとしても、ペナルティが課されている状態よりはマシですので、完全にホワイトだと信じられるもの以外はごりっと削ってしまってください。ページ構成の都合などで削除できない場合はrel=”nofollow”を加えましょう。

(1本でも有益なリンクを活かしたいなら、リンク元のページを1つ1つ丁寧に見ていく必要があります。もちろん、こちらの方が望ましいのですが、ここに十分なリソースをかけたり見極めができる方は少ないと思うので……。自信がなければ「ちゃんとした」SEO会社さんに依頼をした方がよいでしょう)

ペンギン3.0が発動する前の、いまのうちにあらかじめ過去に契約したSEO会社や、サテライト用に立ち上げたブログのログインID・パスワード、登録した相互リンク募集サイトなどなどをひと通り洗い出しておくとよいですね。警告が来てから慌てて探すと洩れも出やすいですし、なによりスピードが下がります。

しかし、SEO業者に連絡がつかなくなってしまったり、過去の担当者が登録したためにアカウントがわからなくなってしまっているケースもあるでしょう。とくに前者は、パンダ・ペンギン以来、技術力のないSEO会社がバタバタ潰れているという噂を耳にしますので、他人ごとだと思わない方がよいかと思います。

どうしてもリンクが消せない、そんなときに行うのが次のステップです。

3.ウェブマスターツールからリンクの否認申請をする

消せない低品質リンクがある、スクレイピングサイト、コピーサイト等から勝手にリンクを当てられていて相手のサイト管理者に連絡をつけようがない、などの問題が生じたときに役立つのがウェブマスターツールに用意されている「リンク否認ツール」です。

「このリンクは不正なものだから、Google先生無視してください!お許し下さい!」と懺悔告解、あるいは身の潔白を主張するためのツールであります。

リンクの否認 | ウェブマスター ツール

使い方や注意点についてはヴォラーレ株式会社さんの以下の記事が詳しいです。

リンク否認ツールの使い方・注意点・使用事例などまとめ ++ SEO HACKS公式ブログ

あまり使用する機会の少ないツールではありますが、Web担当者であれば最低限の使い方は押さえておきたいですね。AEDの操作や人工呼吸をおぼえておくべきみたいなイメージで。

4.再審査リクエストを送信する

低品質なリンクの削除、リンクの否認が終わったら、ようやくいよいよ再審査リクエストの送信です。念のため、Googleの品質に関するガイドラインを確認し、他の要因でガイドラインに抵触していないかチェックをした方がよいでしょう。どうせなら真っ白になってからお白州に出た方が精神衛生上よいですよね。

再審査リクエストは、ウェブマスターツールから行えます。

ウェブマスター ツール – 再審査をリクエスト

文例は住太陽さんの「SEO 検索エンジン最適化」に載っていたものを引用します。この期に及んでごまかそうなどとは思わず、洗いざらい正直に吐いてしまうのがよいんでしょうか。

SEO会社を利用し、有料リンクを購入していましたが、この契約を解除するとともに、不正なリンクを削除しました。利用していたSEO会社は日本スパム株式会社で、URLは以下の通りです。
http://www.badlinkbender.jp/
当方で確認済みの不正なリンク元と、そのリンクの削除の状況については、次のファイルにまとめました。削除が完了していないリンクも残っていますが、これが精一杯であることをご了承いただければと思います。
http://www.example.com/report.csv
なおこのSEO会社から提供されていたサービスは有料リンクだけで、それ以外のサービスは一切受けていません。
引用元:Googleガイドライン違反ペナルティの解除方法 | SEO 検索エンジン最適化

ペンギンだけでなく、他のペナルティで使える文例も載っていて参考になりますね。

再審査リクエストを送ったら後は祈るのみです。1週間から最長3ヶ月程度でGoogle先生からお返事が届きます。一説によればマット・カッツの肖像を神棚に祀って毎日お神酒を捧げ続けることでペナルティの解除率が30%向上したという報告があります。嘘です。

5.サイトを捨てる覚悟をしておく

寡聞にしてそうした事例を直接見聞きしたことはないのですが、何をやってもペナルティが解除されないケースもあるそうです。Google先生から「お前はもうダメ……真っ黒……更生の見込みなどないっ……! 死ねっ!! 一生SERPの底をさまよいながら死ねっ! 死ねっ死ねっ……!!!」と思われているとこうなるらしいです。怖いですね。

どうしても救えないと思ったら、そのサイトはもう諦めて新規にドメインを取得し、ゼロからやり直しましょう。同じアカウントのウェブマスターツールを利用しているだけで芋づる式にペナルティを食らったという話もちらちら耳にしますので、いっそのことGoogleのアカウントも取り直しちゃいましょう。その他、WHOISの登録情報、SNSとの連携、戸籍・国籍などもぜんぶ切り替えてしまうとすっきりするかと思います。整形して顔も変えちゃいましょう。第二の人生のはじまりです。もうWebにかかわらない仕事をした方が人生がより豊かになるかもしれません。

以上、『「ペンギン3.0」の前に知っておきたいペナルティの解除手順』を怪情報を織り交ぜならお送りいたしました。

まあペンギンに限らずペナルティなんて心臓によくないものですので、なるべく悪いことはせず、また冤罪がかけられないよう祈りながら日々マット・カッツの肖像に供え物をし続けて暮らすのがよいのではないでしょうか。

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