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やめることも勇気。アクセス解析が不要なWebサイトの4パターン

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ほとんどのWebサイトではGoogle Analyticsのようなアクセス解析ツールを導入して、アクセス数などを眺めて一喜一憂していることかと思います。しかしながら、どんなときにも、仔細なアクセス解析が必要かと言われるとそうではありません。思い切って、アクセス解析をやめてしまうことがいいケースもあるのです。

1.アクセス数が少ない

このようなシチュエーションでは、まずアクセスを増やすための対策を考えるべきです。コンテンツの充実やアクセス増のための集客に関する対策を優先しないことには、解析するための絶対数が増えません。どのくらいの数があればよいのか、ということに関しては一概にはいえませんが、おおよそ月数千アクセス以上あってから、ようやく「アクセス解析」としての価値が出てくるのではないでしょうか。

またアクセス数が少ないWebサイトで計算される数値が極端すぎて、解析するに至らないケースがほとんどですし、その数値から何かサイト変更など行ったとしてもまだデータとしての価値がないため反響はほぼ出ないと思われます。

2.目標がない

Webサイト運営を行う上で、欠かせないものが「目標」です。その目標がないようですと、何のためにアクセス解析をするのか、わからなくなってしまいます。目標がないようでは改善のしようもなければ、現状の把握すら役立たないことになってしまいます。

まずは目標設定を忘れずにやりましょう。アクセス解析ソフトの設定で目標の設定をして、情報が拾えるようにして、その指標に対してどう動くのか、というところから始めることをオススメします。この目標設定も、なんとなく決めるのでは目標の意味がありません。収益をあげるのであれば、人件費などのコストも総合的に考えながら、明確に設定していきましょう。

3.「分析」で終わってしまう

アクセス解析が導き出す結果は、今そのWebサイトのリアルな状況です。数字を眺めているだけでは収益は増えません。この結果を踏まえて、新たな施策を提案できる環境があることができなければ、アクセス解析はそこで終わってしまいます。PDCAサイクルを回せない組織というのも残念ではありますが、往々にしてそういう組織があることも事実です。

アクセス解析はPDCAのCheck(評価・点検)に該当する部分です。しっかりと次のActionに繋げていきましょう。逆に繋げていけないようであれば、アクセス解析は残念ながら時間の無駄となってしまいますので不要です。

4.分析しか考えない

先ほども書きましたが、アクセス解析のデータは、そのWebサイトのリアルな状況を数値化しているものです。ですが、すべてがすべてこの数値に頼っていては本当の意味でアクセス解析が改善に繋がるとは言い切れません。ユーザーの行動は反映されていても、ユーザーの声はやはりユーザーに直接聞くのが正確なのです。アンケートやレビューなどから導き出す改善策のほうが情報としては強いことも多々あります。

最後に

あくまでもWebサイトにアクセスするユーザーあってのアクセス解析ですし、最終的には収益をあげていくためのアクセス解析ですから、小手先の数値改善に囚われすぎずにユーザーの利用しやすいサイト作りを大前提としていきましょう。
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この記事を書いた人

沢辺 敦志

沢辺 敦志

株式会社ユナイテッドリバーズの代表取締役。
新卒入社から4年間引越し見積もりサイトを運営。後発ながら、SEO対策やアフィリエイト広告の運用で大手サイトにまで成長させる。

前職の経験を活かして、後発サイトでも上位のサイトに勝てるSEO対策コンサルティングやサイト開発をしています。
新しいサービスの立ち上げ、後発サービスを成長させる案件が得意です。ぜひお気軽にご相談ください。

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