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SEOと言われて、言葉は知っているけど実際に何をしたらいいのかよくわからないと言う方は多いかもしれません。またこれから始めようとしている方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずおさえておきたいポイントが7つありますので、ご紹介します。
その前に、そもそもSEOって何ですか、というところを改めて。
SEOはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化と訳されています。見込み客がGoogleやYahoo!、Bingといった検索エンジンを使用した際に、自社サイトのマッチするコンテンツが検索上位に表示されるようにしたり、そもそもそのコンテンツを用意したりする施策を指します。
新しく作ったWebサイトやサービスは、周知しなければ誰にも知られることはありません。広告を除けば、その手段には主に「SNSでの口コミ拡散」と「検索」があります。SEOはその検索からの閲覧を増やすための手法です。
今ではYahoo!の検索アルゴリズムはGoogleと同一になっており、2社の合計で国内シェアの約90%を占めるため、事実上SEOといえばGoogleに最適化することになります。
1.検索エンジンにインデックスしてもらう
SEOではクローラーと呼ばれるロボットが巡回して、各サイト・コンテンツの評価や違法なことはしていないか、などをチェックしています。新しくWebサイトを作ったら、まずは「作りました」という宣言をしないことには評価されません。
クローラー向けのサイトマップ(sitemap.xml)を作成することで、クローラーが巡回しやすくしてあげると適切な評価を受けることができるようになります。
2.パンくずリストの作成
パンくずリストとはWebサイト内にあるそのページ位置を、ツリー構造のリンクで一覧にしているものです。内部対策の一つとされており、クローラーにサイトの構造を伝えやすくなり、ユーザーにはページ間の移動が楽になります。
3.狙ったキーワードにページタイトルを揃える
検索結果からWebサイトへ流入してくるのは、トップページだけではありません。その情報が書いてあるページに直接飛びます。そこで、狙いたいキーワード(検索されそうなワード)はタイトルタグに入れてください。
4.ページ1テーマ
上記の内容と似ていますが、流入してきたページにいろんなことが書いてあってもユーザーにとってはメリットではありません。それはクローラーも同様で、1つのページに複数テーマがあると悩んでしまいます。キーワードがいくつも入ってるページはペナルティ対象となりますので気をつけましょう。複数のことをテーマとして取り上げたいのであれば、そのテーマの数だけページを作り、SEO対策することが必要です。
5.重いサイトは嫌われる
重いサイトはクローラーに対して優しくありませんし、ユーザー目線で考えても歓迎されるものではありません。極力ソースコードをシンプルに、画像には軽量化を施し、表示速度を速めましょう。ECサイト大手のAmazonによれば、表示時間が0.1秒遅れるごとに売上が1%減るそうです。
6.正しいHTMLマークアップで作る
HTMLとはもともとWebコンテンツの文書構造を正しく表すために策定されました。現在では検索エンジンも優秀になったので、多少おかしなマークアップをしても問題になることは少ないですが、なるべく正しいマークアップを心がけるに越したことはありません。
最近では構造化データを用いたマークアップをGoogleが強く推奨しはじめるといった動きもあります。コンテンツの正確な意味を検索エンジンに伝えるためにも注意をはらいたいところです。
7.URLはひとつ
URL末尾の「/」や「www.」の有無、動的URLでのパラメータなど、同じコンテンツなのに複数のURLが割り当てられてしまっていることがしばしばあります。こうしたURL構造になっていると、重複コンテンツとして認識されてしまったり、評価が分散されてしまったりといった問題を起こしかねません。URLは必ずひとつに統一しましょう。
もし、すでにURLが分散してしまっている場合は、301リダイレクトを使って1つのURLに集中させたり、それが難しい場合はcanonicalを使って正規のURLを検索エンジンに示すようにしましょう。
まとめ
SEOも含めたWeb業界は常に進化していますし、Googleが用意する検索アルゴリズムも定期的なアップデートが行われています。いま有効といわれている手法も将来的には無意味になってしまうこともないとは言えないでしょう。
とは言え、Googleの変わらぬ目的は、「検索ユーザーに最適な情報を提供する」ということです。ユーザー目線にとって使いやすく、有用な情報を提供していくことが基本にして王道のSEO対策であることに間違いはありません。