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あるある!もったいないお化けが出るSEOで損する内部リンク設計

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Googleのアルゴリズム変更により外部リンクの購入が行いにくくなったこともあり、SEO施策の話題はコンテンツ作りに向いてきています。しかし、一口にコンテンツSEOと言っても、闇雲にただページやテキストボリュームを増やすせばよいわけではありません。

どんなによいコンテンツであっても、サイト設計の失敗により、正しくその評価がされていないケースが少なからず存在します。せっかく力を入れてコンテンツを作ったのに、それではもったいないですよね。

というわけで、今回は「残念な内部リンク設計にならないよう気をつけるべきポイント」をご紹介します。

1.重要コンテンツをクロールしやすくする

不動産検索や求人、ホテル予約など、ユーザーがサイト内検索を行うことで目的に辿り着くようなWebサイトでは、クローラーはユーザーのように検索フォームからコンテンツに飛ぶことができません。(じつは人間のように検索を行っていることもありますが、それに頼るのはリスキーです)

ですので、主要なキーワードの検索結果ページへは<a>タグで静的リンクを張り、クローラーがリンク先を正しく見つけることができるようにしておきましょう。

2.検索結果に不要なページがインデックスの対象になっている

過去には「インデックスされているページが多ければ多いほどSEOに効果的」ということが実際に成り立っていたこともあって、今でもページを増やすためだけのカテゴリをたくさん作っているWebサイトをたくさん見かけます。

現在ではコンテンツの内容や密度が重要な評価対象となっているため、このような無駄なページがたくさんあるようですと、検索結果としては不利な状況になります。

3.リンクを集めるべきところに集めよう

良いコンテンツにリンクが集められていないのは、せっかくのコンテンツが台無しです。ユーザーにとって価値のある良質なコンテンツのあるページには、さまざまなページからすぐにたどり着けるようリンクを設置しましょう。

パンくずリストも、ユーザーには上位ページに戻るためのリストですが、クローラーにとってはサイト構成を知らせるための手段の一つです。ここに複合キーワードとして検索結果に出てきてほしいキーワードの評価を高めるコツがあります。

「トップページ > 最下層ページのtitle」という単純なパンくずではなく、「トップページ > カテゴリページ > 最下層ページ」という風に意味のまとまりごとに整理をしてあげたり、キーワードを適度に含めることで、検索エンジンにサイトの構造を伝えやすくなります。

4.アンカーテキストにキーワードを入れる

アンカーテキストにキーワードを入れることは基本中の基本とされています。そのページが何のページなのかを示すためのものですので、クローラーにしっかりと認識してもらいましょう。基本中の基本と言いながらもアンカーテキストがキーワードだらけになってしまうと逆効果になってしまいますのでやり過ぎにはご注意ください。

5.リンク先は正規化しておく

URLの正規化も重用です。ひとつのコンテンツ(ページ)には1つのユニークなURLだけが存在する状態にしましょう。余計なリダイレクトはクローラーにもユーザーにも悪影響ですのでなるべく避けるようにしてください。システムの仕様やサイト構成の都合でどうしても複数のURLが発行されてしまう場合には、headerにlink rel=”canonical”を入れて、本来のページを指定してあげましょう。これにより、評価の分散や重複コンテンツの判定を防ぐことができます。

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この記事を書いた人

沢辺 敦志

沢辺 敦志

株式会社ユナイテッドリバーズの代表取締役。
新卒入社から4年間引越し見積もりサイトを運営。後発ながら、SEO対策やアフィリエイト広告の運用で大手サイトにまで成長させる。

前職の経験を活かして、後発サイトでも上位のサイトに勝てるSEO対策コンサルティングやサイト開発をしています。
新しいサービスの立ち上げ、後発サービスを成長させる案件が得意です。ぜひお気軽にご相談ください。

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