ナレッジマネジメント(knowledge management)とは、企業活動を通じて蓄積される様々な知識や情報を組織内で共有し、それを企業の戦略に活かしていこうという経営手法を指します。
またナレッジマネジメントにおける知識とは単純なデータの集まりだけではなく、ありとあらゆるデータ・情報・知見が含まれ、顧客情報や財務情報、エンジニアが持つ個人的なノウハウ等も対象になります。また個人の主観に基づいた経験・ノウハウなど、普通は言葉や数値にしにくい「暗黙知」についても重要なナレッジ資産であると言われています。
ナレッジマネジメントは単にコンピュータシステムを指すのではなく、システムを利用して業務全体を改善することを意味します。コンピュータを利用して共有システムを構築し、それを再利用することで、個人の能力を育成したり、組織全体の生産性を向上させ、意思決定スピードを早め、業務改善するなど、多くの効果が期待できます。