BtoBtoC(ビートゥビートゥシー)とは、ある企業が個人消費者を相手に商売する別の企業を支援すること、あるいは、他の企業から購入した商品を、個人消費者に向けてマーケティングする事業のことをいう。「Business to Business to Consumer」の略であり、「B2B2C」とも表記される。
流通業や問屋業などが、エンドユーザーである購買層のトレンドを調査した上で、消費者と直接取引きする企業に対し、サービスや商品を提案しサポートを行うことである。例えば製造業→販売店→消費者という流れの中で、製造業は販売店に対して、消費者の動向を意識した商品を提供し、販売店の支援を行う。BとBが協業しあいwin-winの関係を築くと共に、商品やサービスを受け取る消費者の満足度も高まるビジネスモデルである。
ネット業界では、楽天などEC(電子商取引)サイトの制作会社がそれに該当する。ECサイトの多くは、BtoBtoCのビジネスモデルに基づいて展開しており、企業と消費者の電子商取引の間に、インターネット上のショッピングモールとして介入し、システムの提供やサイトの運営、バックヤード業務などのサポートを行っている。今後も更なる発展が注目されるビジネスモデルといえる。