BtoC(ビートゥシー)とは、(Business to Consumer)の略であり、「B2C」とも表記する。小売店や飲食店、サービス業など、企業と不特定多数の個人顧客による商取引を行うこと指す。一般的に電子商取引(eコマース)の場において使用されることが多い言葉であり、ソフトウェアや音楽などコンテンツの販売、オンラインゲーム、オンライントレードなどがこれに該当する。
電子商取引の分野では、オンラインショップが最も代表的なBtoCのビジネス形態であり、オンラインショップに出店し、尚且つ実際に店舗を構えている店は「クリック&モルタル」と呼ばれ、インターネットのみで販売している業務形態は「クリック&クリック」と呼ばれる。多くのベンチャー企業が新規参入してきた市場であるが、利益をあげている企業はそれほど多くはなく、消費者に認知されやすい「クリック&モルタル」型の店舗の方が成功しやすい傾向にある。
利益をあげるためには、サイトの訪問者を増やすことが絶対条件となるため、BtoCサイトの運営者は、アクセス数アップのため様々な手段を用いる必要がある。利用者を増やすためには、検索エンジンで上位に表示させることが重要であり、そのために「SEO対策」を用いるのが常套手段とされている。そのほか、ホームページやブログに、BtoCサイトへ誘導する広告バナーを設置するアフィリエイトも広く用いられている。