API(エーピーアイ)とは、「Application Programming Interface」の略で、あるOS(プラットフォーム)に向けてアプリケーションを開発する際、OSの製造元から提供される、データ形式や利用手順などを定めたルールまたはインターフェースのことを指す。多くのソフトウェアで使用する汎用性の高い機能を、短いプログラムで呼び出して開発に利用できるため、ゼロからプログラムを組む必要がなく、時間と労力を削減できるが、一般的に有料で提供される場合が多い。
近年では、グーグルマップやYoutube、Yahoo!検索、Yahoo!オークションなど、Webサービスが管理するデータや機能を、ネットワークを通じて外部から利用するためのインターフェースもAPIまたはWeb APIと呼ばれている。自身で作成したプログラムに、Web検索などの機能や膨大な情報を簡単に組み込むことが可能となり、個人でも機能が充実したサイトを作成できる。Web APIは、無償で提供されることが多いが、ユーザー登録や利用規約の同意が必要となる。データのやり取りは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)をベースにして行うため、特定のOSやプログラム言語に依存することなく幅広く利用できる。