対策事例

ブランド古着の買取販売「BAZZSTORE(バズストア)」運営の株式会社リンク様インタビュー

更新日:
バズストア・ユナイテッドリバーズ対談

(右)株式会社リンク 取締役兼ECソリューション事業部部長 武市匡広
(左)株式会社ユナイテッドリバーズ 取締役兼CMO 岡崎良徳

古着店業界で急成長しているブランド古着販売買取サイト「BAZZSTORE」を運営している株式会社リンクECソリューション事業部部長の武市様と株式会社ユナイテッドリバーズ取締役CMOの岡崎の対談が実現しました。同社が古着店やリサイクルショップメディアを運営するきっかけを始め、運用で気をつけている点や今後の展開についてお話しいただきました。

プロフィール

武市匡広(たけいち まさひろ)
1982年埼玉県出身。2004年明海大学経済学部卒業。株式会社ノジマに入社し、新入社員売上No1を獲得。年商100億円規模の家電系ECから会員1000万人のエンタメ系サイトの構築に携わる。国内最大手のブランド古着のECプロジェクトを経て、2011年より株式会社リンク取締役兼ECソリューション事業部部長に就任。

岡崎良徳(おかざき よしのり)
1982年埼玉県出身。2004年早稲田大学社会科学部卒業。年商100億円規模の家電系ECサイトの責任者兼バイヤー、新卒向けWeb求人媒体のコンサルティング営業、地域情報CGMサイトの事業責任者を経て、2015年より株式会社ユナイテッドリバーズ取締役兼CMOに就任。著書『効果がすぐ出るSEO事典(翔泳社)

数百万PVを稼ぐサイトよりも大切なこと

バズストア店内にて記念撮影

岡崎)本日はお時間いただき、ありがとうございます。まずは貴社の事業内容についてご紹介いただけますか。

武市)当社はブランド古着の買取販売「BAZZSTORE(バズストア)」を都内に6店舗、ECも多数運営しております。モール出店だけでなく、自社運営のサイト(ブランド古着通販 全品送料無料【BAZZSTORE(バズストア)】)もあります。

岡崎)もともと私と武市は新卒入社した会社の同期です。当時私たちは家電系ECサイトの運営やバイヤーを担当していました。

武市)はい。私も当時、EC店舗運営とバイヤーを担当していました。岡崎と一緒に商品管理システムの改善に取り組んだのをよくおぼえています。その後、いくつかの会社を挟んで2011年に現在の株式会社リンクの経営に参画し、ECソリューション事業部部長として「BAZZSTORE(バズストア)」の運営に携わっています。岡崎さんがユナイテッドリバーズに参画してからは何度か集客の相談をさせていただいていました。

岡崎)その当時リンク様は古着・ファッション関連メディアを買収しており、Webマーケティング分野におけるパートナーを探していました。

武市)東京の古着屋情報を集めたポータルサイトの「東京古着屋マップ」と、ファッション情報のブログメディア「UNFASHION ism」の2サイトです。当社はそれまでネットメディアを運用したことがなかったため、単なる制作会社ではなく、運用・集客に至るまで総合的なサポートをお願いできる企業を探していました。多くの企業から提案をいただきましたが、コンサルティングだけではなく、サイト構築からコンテンツ制作まで対応可能な岡崎さんの会社に発注させていただきました。

岡崎)ありがとうございます。パンくずや内部リンクの見直しなどのオーソドックスなSEO施策はもちろんのこと、成果地点の設定、誘導の工夫、コンテンツ制作といった普通のSEO事業者では対応していない領域までカバーさせていただきました。「東京古着屋マップ」への店舗情報追加もその一例です。現地に足を運んで執筆できる外注スタッフを採用し、継続して行っています。

武市)発注するに至ったポイントは、当時私たちが事業譲渡を受けたばかりのメディアサイトをどのように扱うのか悩んでいたときに、「実店舗への集客」に焦点を絞るべきだと提案いただいた点です。メディアサイトを買収したことで、数百万PVを稼ぐようなサイトに育てたいという考えもあったのですが、「それは本業の成長に寄与しませんよね?」と言われてハッとしました。目的をしっかり絞ったことで、コストを抑えつつ効率的な集客を実現でき、かなり早い段階で投資回収ができてしまいました!

岡崎)目的をはっきり共有できたことで、ブレない施策を考えられたと思います。その結果、目標数値はわずか1ヶ月で達成することができました。さすにがにこれはできすぎだったと自分でも感じますが(笑)。

リニューアル直後から採用応募も急増

リニューアル前後比較

岡崎)同時並行でコーポレートサイトのリニューアルもご相談いただいていました。もともと、以前に社内担当者が制作したペライチのみのページで、お店の特徴や魅力を伝えられていないのではと感じていました。

武市)採用にも苦戦していまして・・・。岡崎さんの提案を受けて、リニューアル後のコーポレートサイトにはなるべく詳細な採用ページを設けました。リリースしてみて驚いたのですが、ほぼゼロだったHP経由の応募が毎月10件近くになりました。

岡崎)おそらく、もともと応募を検討してバズストアさんの情報を検索しているユーザーは多かったのだと思います。リニューアル前は、そうしたユーザーがそもそもコーポレートサイトにたどり着けていなかったり、たどり着いても欲していた情報が得られずに離脱してしまっていたりしたのでしょう。「ある情報を探しているユーザーに対し、適切なアンサーを提示する」のがSEO施策の本質ですが、リニューアルによって求職者に対し十分な情報を提供できるようになったのだと思います。もう昔の話ですが、求人媒体の営業経験があったのも役立ちました。ここまで来ると、「あれ、おれって何屋だったっけ?」と思わなくもありませんが(笑)。

武市)今回の採用ページ改修もそうですが、ユナイテッドリバーズさんはSEO対策だけに限らず、ウェブマーケティング全般の幅広い知見と実行力をもっている点に非常に満足しています。

岡崎)最後に今後の展開についてお聞かせ願えますか?

武市)今後は自社ECなどずっと取り組みたくても取り組めていなかった分野にもチャレンジしていきたいです。そのためにも岡崎さんには付加価値の高い提案をしていただけると嬉しいです。パートナーとしてこれからも長く取引させていただきたいです。

岡崎)当社としても引き続きSEO対策を中心に、顧客満足度の最大化を目指して効果的な改善内容についてアドバイスさせて頂きます。本日はありがとうございました。

ユナイテッドリバーズより

お忙しい中、心よく取材にご協力いただき、ありがとうございました。今回はコンテンツSEO対策とサイト制作の事例を紹介させていただきましたが、リンク様には幅広いご相談をいただき、弊社をフル活用していただいております。

弊社ではSEO対策をメイン事業としておりますが、今回の事例のように従前のSEOの枠を超えたご提案も実施しています。最近では採用サイト構築のご相談も多く、アイデア出しからのご相談も歓迎しています。

企業スタンスとして、固定のサービスにこだわらず、弊社の持てるノウハウ・リソースを駆使したトータルサポートを心掛けており、リンク様にはその点を評価していただき嬉しく思います。

(担当:沢辺・秋場)

  • Twiiter
  • Facebook
  • Hatena
  • GooglePlus

この記事を書いた人

秋塲 亮一

秋塲 亮一

株式会社ユナイテッドリバーズ ライティング事業部 シニアディレクター。 明治大学卒業後、求人情報サイト運営会社に就職し、営業や商品開発本部に従事。その後、ベンチャー企業にて成果報酬型求人サイトの新規事業に携わる。ラグビー観戦とサウナ好き。

その他の対策事例
SEO対策事例