WEBコンサルタント『サーチサポーター』の代表、敷田憲司です。
以前に「【コラム】ブログのネタがない!そんなとき私が実践している3つのアイデア出しテクニック」という記事を書きました。
この記事ではブログを更新したいが「ネタが浮かばない」、そんなときに役に立つテクニックをいくつかご紹介しましたが、今回は実際に記事を書くにあたってどんな工夫をすればよいかについてお話してみたいと思います。
好きなことで例えてみる
「【コラム】良質なコンテンツを作る4つの秘訣を教えます!」という記事では、秘訣の1つとして、「独自の意見(考察)を加えること」が大事であり、オリジナルコンテンツを作成することが良質なコンテンツを作成するための近道であると書きました。
何よりもオリジナルコンテンツは、ユーザーに新しい気づきや考察を喚起させる「ユーザー体験(エクスペリエンス)」を与えるものと成りえますし、それこそが「良質なコンテンツ」へと昇華されるための条件といっても過言ではないでしょう。
・・・ただ、「独自の意見(考察)を加えること」が大事であることは分かっている。
自分の考えをうまく文章表現することが出来ない、言語化できないからこそ困っているのだ。
そういったサイト運営者(ブロガー)も多いのではないでしょうか。
(実は、私も困ることがあります。)
そんな時は、私は「好きなことで例えてみる」ようにしています。
(※ ちなみにこの方法はコンテンツ作成に限らず、実際に人に会って説明をする、プレゼンなどでも使えるノウハウです。)
例えば過去の記事「【初心者向け】SEOを行う前に明確にしておくこと」では、「SEO対策を行うに当たり、明確な目的(コンバージョン)をしっかり決めておかねばならない(目的を明確にしておかないと、SEO対策を行う意味すらない)」ということを書きました。
では、これを分かりやすくかつ、SEOには興味がない人でも記事を楽しく読めるように、私の大好きな「サッカー」で例えてみるとします。
サッカーで例えた場合
サイト運営でいう「ユーザーを集める(流入させる)」ことはボール支配率、「目的(コンバージョン)」はゴールと例えてみます。
ご存じの通り、サッカーは点を取らないと勝てないスポーツです。
いくらボール支配率が高く(PV数が多く)ても、ゴールを奪わない限り(目的を達成する、コンバージョンをしない限り)勝てません。
また、パス成功率(これはサイト内でのユーザーの回遊に例えることが出来ます)が高くても、ゴールに繋がらなければ何も意味がありません。
もちろんうまくパスを廻して、ボールを相手に奪われないことも大事です。
(ボールロストは、サイトから離脱することに例えることもできます。)
PV数だけを増やせばそれでいいというサイトを目指すのなら、闇雲にボールを取りにいく(手当たり次第にSEO施策を打ちまくる)だけでもよいでしょう。
ですが、多くのサイトはボール支配率を高めてパスを廻すだけを目指しているわけでありませんし、目的を達成するため、ゴールを奪うためにはそうなる可能性が高まるような(ユーザーに行動を起こさせるような)仕掛けや戦略を構築しなければいけなのはサイト運用もサッカーも一緒です。
自分のチーム(サイト)に合ったフォーメーション(サイトのカテゴリ分け)を模索したり、よい選手(キラーコンテンツ)がいれば、いかにその選手にボール(ユーザー流入)が集まるようにするか(ユーザーを誘導するか)を考えるのではないでしょうか。
一人一人の選手の底上げ(過去エントリーを修正すること)や、他チーム(ライバルサイト)の研究、分析など、ゴールを奪うという目的を達成するために出来ることは色々とあるものです。
「ゴールを奪って勝つ(ユーザーをゴールに導く)」という(自分なりの)目的が明確であればあるほど、自ずと「やるべきこと」「やらなければいけないこと」も見えてくるものです。
後はそれぞれに優先度をつけていかに実行するか、それだけです。
ボール(ユーザー)は友達!
好きなことで例えることの効果
この記事ではサイト運営をサッカーで例えて話をしてみました。
例えるものは別にサッカー以外であってもよくて、他のこと(例えば野球、将棋、ゲーム・・・)何でも結構です。
また、好きなことで例えることは相手に分かりやすく伝える効果だけではありません。
「(相手が好きなことで例えるので)興味がない話でも伝わりやすい」
「(自分が好きなことで例えるので)うまく話がしやすい」
「(お互いが好きなことで例えるので)共通の認識を持ちやすい」
という効果がありますし、好きなことで例える、考えてみることの一番のメリットは自分の「思考の整理」にも繋がります。
うまく意見(考察)を表現しにくい、言語化できなくて困ったというときは是非、好きなことで例えてみて下さい。
・・・但し、お互いが好きなことで例え話をすると、例えた対象の話がメインテーマに摩り替わってしまい、「話が脱線しやすい」というリスクもあることに気を付けてくださいね。