DMOZとは、エディタと呼ばれるボランティアが、非営利で管理・運営されている世界最大のディレクトリ型検索エンジンのこと。オックスフォード英語辞典での手法を、ウェヴでの索引作りに取り入れたものとされている。現在はAOL Time Warnerとパートナーシップが結ばれているが、以前はNetscapeの傘下にあった。ODP(Open Directory Projectの略)と呼ばれる場合もあるが、一般的にドメイン名の「Directory Mozilla 」を略したDMOZ(ディーモズ)の名称で知られている。
DMOZが構築したデータべースは、非常に信用されていたため、2001年にGoogle日本語がDMOZを元データとして採用している。DMOZに自身が運営するサイトが掲載されると、Googleの検索エンジンの上位に出るとされ、SEO対策としてDMOZへサイトを登録する人が増加したが、Googleの価値が高まるにつれ、DMOZはスパムの温床となり登録者数は激減した。2011年には、Googleディレクトリのサービスは終了したため、現在では、DMOZへの登録は、SEO対策として効果がないとされてる。2012年現在、DMOZの登録サイト総数は約510万とされ、そのなかで日本語のサイトは18万ほどとなっている。