eCPM(イーシーピーエム)とは、「Effective Cost Per Mill」の略称であり、RPM(Revenue per mille)と同義。クリック課金型広告などに用いられ、広告の収益額を表示回数で割った値に1000を掛けて算出される。例えば、30回のページビューで9円の広告収益をあげた場合、そのWebページのeCPMは、“9円÷30pv×1000 = 300円”となる。
eCPMは、「Effective(e)=実際は」+「Cost Per Mill(CPM)=1000回表示あたりの単価」と解釈される。また、eCPMは、有効インプレッション単価とも呼ばれ、インプレッションとは広告の掲載回数のことを指す。つまり、eCPMとは、実際は広告の掲載回数が1000回ではないものを、1000回表示あたりの単価に換算し、収益の見積り額を求めることを意味する。
広告にアクセスした回数によって収益が発生する「クリック課金型広告」の、1000回のアクセスによって得られる収益を求めることで、一般的に広告の掲載回数1000回あたりの価格を単価としている「インプレッション課金型広告」との比較が容易に行えるため、広告を購入する際によく用いられる。