目次
- 1 昔のSEO対策
- 2 2015年最新のSEO対策
- 3 その1.Googleから評価されやすいHTML、サイト構造にする
- 4 その2.テキストを増やす
- 5 その3.(テキストを確保した)ページを増やす
- 5.1 2015年、SEO対策に近道なし。地道にぺージを増やす。
- 5.2 日々のコンテンツ追加こそが唯一のSEO対策。答えは単純明快
- 5.3 お役立ちコンテンツ作成の前に、そのキーワードはどんなページが上位表示されていますか?
- 5.4 お役立ちコンテンツのネタ探し方法、記事作成方法
- 5.5 どういう記事を書けばいいのかわからない方へ、記事の書き方のヒント1
- 5.6 コンバージョンコンテンツのネタ探し、記事の書き方のヒント2
- 5.7 リンクベイトコンテンツの探し方のヒント
- 5.8 はてなブックマークでリンクベイトコンテンツの参考記事を探す方法
- 5.9 うまく記事を書く自信が無い方や時間が取れない方へ
- 5.10 記事の上手な外注の仕方は?
- 5.11 予算を多少多く払ってもいいので、もう少し楽にバズる記事が作れないか?裏ワザ「寄稿」
- 6 その4.リンクを増やす。
- 6.1 人工バックリンクではなく、ソーシャルシグナル・ソーシャルリンクを集める
- 6.2 なぜソーシャルシグナル・ソーシャルリンクが重要か?2つの理由
- 6.3 そもそも自然リンクを集めるのが難しい。
- 6.4 自然リンクを集めるのは難しいが、特にはてなブックマークを集めると、古参のサイトや話題をまとめるサイトに掲載されやすく自然リンクを集めやすい。
- 6.5 どんな記事がウケるの?はてなブックマークでウケる記事、5つの特徴
- 6.6 はてなブックマークの集め方、ホットエントリに入れるには
- 6.7 ブックマークしてくれる人を増やすには?-無料でできる方法
- 6.8 ブックマークしてくれる人を増やすには?-広告など有料の方法。
- 6.9 はてなブックマークは大変…。という方へFacebook広告で拡散するのがお勧めです。拡散後、ページの招待を忘れずに。
- 7 まとめ
- 8 番外編-SEO対策会社の選び方、外注する際の注意点。Googleの見解とは
- ざっくりまとめると
- SEO対策で実施すべきなのは4つだけ。Googleから評価されやすいHTMLにして、テキスト・ページ・リンクを増やす。
- 2012年からのパンダ・ペンギンアップデートの前後で「使い回しのコンテンツ(電話帳・ハローワークなど)」と強力なバックリンクの影響力が下がった。
- 上位表示されるまで、ページを増やし、テキストを追記・編集した上でSNSを使って拡散し、リンク獲得していくことが重要。SEO対策会社などに委託をする場合も必要な作業の助けになるところを選ぶべき。
久しぶりに会社のノウハウ記事を自分だけで書きます。代表の沢辺です。
最近のSEO対策というと、お客様や業界関係者の方にはよく
「難しくなった」「どうしたら良いのかよりわからなくなった」「厳しい時代になった」
などと言われるのですが、以前から違和感があってこの記事を書いています。
解説のところ、賛否もわかれると思いますので、SNS上でも会社に直接問合せでも議論させていただけたら嬉しいです。
また、この記事で紹介するSEO対策の主な対象は事業サイトです。(求人サイト・不動産サイトなどの検索サイト、一括見積もりサイトや比較サイト、ECサイトなど)
細かい内部施策はあまり必要ない個人ブログメディアなどのSEO対策について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
SEOキーワード選定方法~バンバン検索上位に入るブログ記事の書き方【保存版】(外部サイトに飛びます。)
昔のSEO対策
流れがわかりやすくなるので、先に簡単に昔のSEO対策について触れてみたいと思います。
#すぐ本題が読みたい方は読み飛ばしてください。
過去にブロガーのあめたまさんに寄稿いただいた記事も詳しいので、リンクも貼っておきます。
参考:SEOの歴史を学んでペナルティ対象となる「古いSEOテクニック」を卒業しよう!
※ユナイテッドリバーズのセミナー資料から抜粋。
電話帳・ハローワークなど大量インデックス×強力なバックリンクの組み合わせが最強だった。
パンダアップデートやペンギンアップデートが実施される以前のSEO対策は図のように、
- 電話帳のデータやハローワークの情報、他社サイトに掲載されている大量にある情報を使ってぺージを量産する
- 高ページランクのバックリンクを増やす
- さらに同じデータを使って、リンク元を分けてサテライトサイトを量産する
というように、「とにかくインデックスを増やして、バックリンクを使ってサイトを評価させればアクセスが増える」という感じでした。
リンク手法の詳細。仕入れノウハウと高ページランクドメインに大きな価値があった。
リンク手法としては、以下のように大きく三種類ほどありました。
- 大量に無料登録系のリンクに貼る(多くのSEO対策会社が取っていた手法)
- 地方自治体のリンクや有料ディレクトリなど、有料登録系のリンク
- 高ページランクのドメインを仕入れてサイトを作り、他の高ページランクのサイトと相互リンクしてリンク供給用サイトを育てる(海外ドメインオークションや期限切れを予約する)
高ページランクサイトからのリンクは効果が非常に高かったので、ドメイン仕入れができるとすごくSEO対策には非常に有利でした。
仕入れに加えて大量にぺージを作る技術のある方は、高ページランクのリンク施策とサイト量産でアクセス・売上とも荒稼ぎしていました。
↑こんな電話帳データしか入れてないページでも、バックリンク施策を使って10,000セッションくらいはすぐに稼げる状態でした^^;
これらの内部・外部施策が、
- パンダアップデート(ざっくり言うとページの重複など低品質なぺージを判定する検索エンジンのアップデート)
- ペンギンアップデート(ざっくり言うと不自然なリンクに対する検索エンジンのアップデート)
によって、効きづらくなったり、ペナルティを受けてしまうようになったりしました。
アップデートはこの記事が詳しいです。
参考:パンダ・ペンギンアップデートとは?主要Google検索アルゴリズムの違いや影響と、SEO担当者の対策(回復手順)
#以前知る人ぞ知る感じだった相互リンクサイトがどうなってるか見てみたら、まだまだ健在でした。すごいです^^;
例:
・淡路島 不動産で一位のセントラル商事さんのサイト
・上記と相互リンクしている中古パソコンのサイト
昔のSEO対策のノウハウをフル活用して上場した会社も
「リンク施策も適度に使いつつ、他社サイトに掲載されている大量にある情報を使ってぺージを量産する」(≒バーティカルメディアと呼ばれてもいました)という、昔のSEO対策では一番お得だった施策を徹底的にやり切って、上場までしているのが株式会社じげんさんですね。
参考:じげんさんの看護師求人サイト。各求人サイトから情報を集めて15万件掲載している(2015年10月現在)
ちょうど伸びてきた頃に、バーティカルメディアの施策が効かなくなった印象があるので、ギリギリ一番良いタイミングで施策を行っていた印象です。
上場後は、借り入れまでして会社を買ったり、事業を多角化したりしています。バーティカルメディアの限界もわかった上で、すぐに舵取りをされるあたり本当にさすがだなと思います。
少し話が横道に逸れましたが、次は本題の2015年、最新のSEO対策事情について書きます。
2015年最新のSEO対策
最近のSEO対策は、以下の図のようになっています。
たった4つでOK!誰でもできるSEO対策の手法。
まさにこの記事のタイトルの通りで、
- 1.まずは、Googleが見やすいHTMLやサイト構成にする
- 2.各ページにテキストを確保する。増やす
- 3.テキストを確保した上でぺージを増やす
- 4.リンクを増やす、拡散する(人工的なリンクではなく、Facebook・Twitter・はてなブックマークなど。)※
※厳密にはリンクではないですが、覚えやすくする為にリンクと呼んでいます。
パンダ・ペンギンアップデート以前のSEOでは、中古ドメインの仕入れができたり、プログラムでページを量産できたりする限られた方が非常に有利でした。
しかし、パンダ・ペンギンアップデートによって事情は変わりました。
- 検索ユーザーに必要な記事がかければ誰でも上位表示が狙えるようになった
- 順位が上がらない時に、改善施策が出しやすくなった(テキストの改善・リライト・情報最新化、ネットで拡散する為に広告を使う等。)
という変化が起きています。
Google側の変化以外にも、WordPressやはてなブログなど、専門知識がなくてもSEO対策に強くて素人でも比較的に取り組みやすいツールも普及した為、サイト開発・ドメインの仕入れ等、なかなか身につけにくい技術だったSEO対策が、努力をすれば誰でもできるようになったのです。
実際に上位表示しやすい、検索ユーザーのニーズに合致した記事の書き方については、弊社のサイトでもブログマーケッターのJUNICHIさんに解説いただいていますので、詳細を知りたい方はぜひ参考になさってください。
参考:
・【コンテンツSEO】検索流入が爆増する超強力な記事を作るための4つのステップの全解説
・『スーパーまとめコンテンツの作り方』セミナー(上記の記事をより深めたノウハウを教えるセミナーを開くようです。)
以下、実際のサイトを例に1~4の施策を解説したいと思います。
その1.Googleから評価されやすいHTML、サイト構造にする
誰でも取り組みやすくなったのに、上がらないのはクソサイトのせい?まずは、Googleが見やすいHTMLやサイト構成にする。
言葉が汚くなりましたが、SEOの内部施策の基本とかチェックシートみたいな記事がしょっちゅう話題になる割にGoogleが評価しづらいHTML、URL、内部リンク構造のサイトはまだまだ多いです。
SEO対策会社をやっていると、パンくずリストがない、titleやh1タグが共通など嘘みたいな状態のサイトもたくさん見かけるので、数百回単位で同じ指摘をしています^^;
最低限、title・h1などの重要タグに各ページのキーワードを盛り込んだり、パンくずリストを設置して内部リンクを送ったりはできていないと、いくら良いコンテンツを入れても伸び悩む原因になってしまいます。
noindexやcanonicalタグのあたりは少し気を使わないとルール化できないので、このブロック最後のチェックリストを参考にしつつ、仕様を考えていただければと思います。
リスト内にはあくまで最低限の仕様を記載しているので、いろんなサイトを参考にしながらもっと深めて完璧な内部施策を求めていくのも大いにアリです。
SEO対策に強いと言われているサイトには、結構色々な仕掛けがあります。
最近見たサイトだと
賃貸マンションを『賢く探せる』賃貸情報ポータルサイトヘヤジン
↑このサイトの検索結果ぺージはすごくよく出来ていました。
フリーワードで何か入れても、対応する既存の一覧ぺージにきっちりリダイレクトされるので、重複するぺージを徹底的に排除して、必要なインデックスだけに絞ってサイト評価を高めています。
例:「横浜駅」と入れると、フリーワードの検索結果ページではなく、きっちり横浜の一覧ページに飛ぶ。
http://heyazine.com/kanagawa/yokohama
最近はペナルティを受けたとか、ブラックハットで酷かったとか批判をするSEO関係者もいるようですが、ジョブセンスさんも上記のような施策は上場前からとっくに実装していたので、マネをした人は多かったと思います。
内部施策が不完全なサイトが世の中から全く無くなってしまうと、SEO対策会社としては少し仕事がしづらくなる面もあるのですが、まずは↓のあたりくらいはしっかり抑えておきたいところです。
詳細はこちらのリストをお使いください。
エクセルでほしい方は、こちらから問合せいただければ差し上げます。
SEO内部対策チェック項目リスト | |||
---|---|---|---|
カテゴリ | 項目 | 詳細 | 参考URL |
タグの調整 | h1タグを全ページユニークに記述 | h1タグはページの見出しです。ページの内容に合ったテキストを記述することで、検索エンジンに貴社サイトの各ページ内容を正確に伝えることができます。 全ページ一緒のケースがまだまだ多いです。 |
|
titleタグを各ページに最適化した内容に全ページ修正(30文字程度目安) | TOP3キーワード、下層1キーワードが基本。 詳細ぺージはキャッチコピーなどではなく「社名」「商標名」などきちんと検索語が入るように。 ページングの時の「2ぺージ目」も忘れずに。 |
||
お役立ちコンテンツ部分など、h2、h3タグで中見出しを入れる | 見やすさの面とSEO対策両面で追加を推奨しています。 CSSをあてて、見出しのデザインができるようにしましょう。 また、中見出しにGoogleのサジェストワードを入れると効果的です。 |
https://united-rivers.com/houjin/failure-of-owned-media/ http://www.related-keywords.com/ |
|
<link rel=“canonical” href=“”>タグの追加 | パラメータ付で同じ意味のページがどうしても残ってしまうケースに使用。301リダイレクトとほぼ同じ意味。 スマホが別URLのケースにも使用。 |
http://www.seohacks.net/basic/qa/sites_tuning_sp/ | |
OGPの設定 | Facebook用、Twitter用とも設定をしてください。 Og:imageは推奨は「1200px × 630px」(縦横比 1.91:1) (大きいサイズで表示させる為) Twitterカードの設定を忘れずに。 |
http://nex.fm/ogp/ http://www.promeshi.com/archives/1694 |
|
重複ページの整理&リダイレクト | パラメータ付で複数同じページが存在するケースなど、不要なURLはすべて廃止。301リダイレクトで1URLに統一する。静的URLも望ましい。 | ||
noindexの調整 | 検索条件3条件以上はnoindexなど無限にインデックスが増えないようにする。1,000インデックス程度でも重複や低品質など厳しく見られる傾向有り。 | http://bazubu.com/seo101/how-to-use-noindex-tag http://kangokyujin-ex.jp/search?occupation%5B%5D=1004&prefecture%5B%5D=01&words= |
|
内部リンク | パンくずリストを設置して、正しく階層を伝える。 | ユーザーも検索エンジンも「どの場所にいるか」「関連するページはなにか」「どんな内容か」と目印にする。 支店ページがある場合は本店に当たる親のぺージを作る。 コンテンツが競合してしまう懸念があるときはパンくず二行など回避策を実施する。 2ぺージ目以降から先頭のページヘもリンク。 |
http://www.s-career.jp/brand-artnature https://contact.mewshop.jp/review/fallineyes-cameron-j/ |
テキストリンク未設置の箇所を確認 | 一覧ぺージから詳細ページへのリンクでテキストリンクが抜けるケースが稀にあり。設置する。 | ||
外部施策 | Facebookページの立ち上げと友人の招待 | 自然リンク獲得の為、Facebookぺージを立ち上げ友人を招待します。 | |
リリースは二段階に。先にLPだけリリースして二回リンクを取る | LPだけリリース。その後全機能リリースと告知を二回することでより多くのリンクを獲得します。 | ||
Twitterカードの設置 | http://www.promeshi.com/archives/1694 | ||
その他 | 一覧ぺージにテキスト設置 | 一覧ページは競合とも重複しやすい。独自のテキストを入れて、差別化(&テキストを評価)させる | |
ウェブマスターツールへの登録&サイトマップ送信 | Googleにサイトのぺージを伝えインデックスさせやすくする。 サイト改善した際は、サイトマップ再送信する。リダイレクトを実施する際や大量にnoindex対応する際は、廃止するURLも含めるのがお勧めです。 |
||
(地図検索に出す場合)ページ内に住所を記載 | 地図検索に表示されやすくなります。 |
その2.テキストを増やす
上記のような評価されやすいHTMLでサイトを作ったらテキストをコツコツ増やす
TOPぺージや詳細ページにテキストを確保することはもちろんなのですが、検索結果ぺージや、タグ・カテゴリなどの一覧ページにも忘れずにテキスト確保しましょう。
表示結果が同じような一覧ページが多数存在する場合、情報の薄いコンテンツだと判断されて評価を下げられてしまうことがあります。
効果的なテキスト追加の例
https://contact.mewshop.jp/products/78/
こんな感じでページ内にテキストを確保しましょう。(なるべく上部に入れる方が良いです。)
Googleは一覧ページであっても、他のページと同じように評価をしますし、画像よりテキストを優先する旨、公言しています。
参考:Googleウェブマスター向けガイドライン-デザインとコンテンツに関するガイドライン
テキストが空っぽの一覧ページが大量にできてしまう場合は、先述のnoindexを使って、ページ数を調整しましょう。
テキストの内容については、下記のツールでサジェストされるキーワードを探して、中見出しなどに自然に盛り込んでいくのがよりお勧めです。
参考:関連キーワード取得ツール
サジェストされるワードを盛り込んでいるページの例としては、ものすごい長文ですがこちらの記事(京都伏見稲荷大社/千本鳥居の撮影スポットと御朱印をGet♬人気ランキング1位)がしっかり作りこまれているなと思いました。
また、自分でやる自信が無い方は、MIERUCA(ミエルカ)のようなツールを活用するのもよいでしょう。
2015年、よく評価されるようになってきたテキスト追加の例。最新の日付、内容にリライトする
テキストを増やして終わりにせず、最新の情報を追記したり、より丁寧にリライトしたりするのもお勧めです。
食べログなどの画像転載の是非は置いておいて、retripやfind-travelあたりはこの手法で上位を保っていると思います。
例:「恵比寿 ランチ」の検索結果
↑日付を新しく保っています。
こんな感じで、テキストを効果的に増やしていくことで「オリジナルの情報が掲載されている」、「最新の情報が掲載されている」、「情報が充実している」とGoogleに評価させることができるのです。
ライティングの手間、メンテナンスの手間はかかりますが、以前よりも検索エンジンの精度が上がることで
努力はしやすく変わっているといえます。
(画像パクるのはよくないし、上記の例に関しては情報元の食べログの方を上げてほしいなと思いますが^^;)
- 記事コンテンツが検索結果に多く表示されている
- 順位が下がってきた
- 数ぺージ目には表示されている
という場合にはぜひ「最新情報を元にリライト・追記をして、更新日を新しくしてみる」という施策を実施していただくと良いと思います。
その3.(テキストを確保した)ページを増やす
2015年、SEO対策に近道なし。地道にぺージを増やす。
画像は一年間コンテンツを追加し続けた際のアクセス推移例です。
商品やサービスは1つしかないサイトなので、ひたすらお役立ちコンテンツを追加して伸ばしていきました。
掲載できないのが残念なのですが、雑多な内容になり過ぎないようにできるだけターゲットユーザーに読まれる記事を書いたのでコンバージョンも一緒に伸びています。
追加している記事の本数としては10~20ずつ程度なのですが、(後半の半年間は月数記事ずつ追加)
一年間の実施で大体以下のような動き方をします。
- 三ヶ月程度は我慢。ひたすら役立つコンテンツを考えて記事作成していく
- 後述する施策で記事を拡散し、コツコツ自然リンクを集める
- 順調に行くと半年程度(幅がありますが、一部の検索上位サイトの規模にページが追いついてきたあたり)でアクセスが大きく変わり、主要なキーワードも徐々に1ぺージ目に表示されてくる
- 順位がついた記事やぺージは定期的にメンテナンスをしてより上位表示できるようにする
- 一年間実施すると、一通り当初目標にしたラインが見えてくる
※競合の状況やサイトの元々のスタート地点にもよります。
日々のコンテンツ追加こそが唯一のSEO対策。答えは単純明快
よほど雑多な記事を上げていたり、ドメイン自体が低評価(そもそもペナルティを受けてしまっている、htmlや重複コンテンツなどの問題が解決していない)で無い場合は上記の手法を続ければアクセスは伸びていきます。
以前のSEO対策と異なり、
- 効率的にぺージを大量に増やす
- ものすごく強いバックリンクサイトを使って上位表示させる
という施策だけで対策しづらくなっている為、正解が限りなく1つに絞られるので、非常に単純明快です。
ちゃんとやっているのに思ったほど結果が出ない期間は苦しいのですが、「基本をきっちり抑えてGoogleに評価されやすくサイトを作ったら、役に立つコンテンツを追加していくことが唯一のSEO対策だ」ということをぜひ忘れないでください。
お役立ちコンテンツ作成の前に、そのキーワードはどんなページが上位表示されていますか?
一つ注意点なのが、なんでもかんでも記事で対策すれば良い訳ではないということです。
キーワードによっては、求人詳細・商品詳細・検索結果一覧など
お役立ちコンテンツのページが上がっていることがあります。
(むしろ、特定のジャンルを除いて、2015年より前と同じようにお役立ちコンテンツ以外のページが上がっているキーワードの方が多いです。)
上記のようなケースでは、お役立ちコンテンツを入れるよりも
既存の商品ページにテキスト追加をしたり、既存のページをSNSで拡散してリンクを集めたりした方が
上位表示やアクセスアップにつながりやすいので、
先に既存ページの改善に着手をしましょう。
また、そもそも詳細ページなどもコンテンツだという前提を忘れないようにしてください。
お役立ちコンテンツのネタ探し方法、記事作成方法
ぺージを追加するのはわかっても
- どういう記事を書けばいいのかわからない
- 記事が上手くかけない
- なかなか記事を書く時間が取れない
こんな理由でなかなか書けない方もいると思います。
いくつか以下で解決策を紹介します。
どういう記事を書けばいいのかわからない方へ、記事の書き方のヒント1
記事のネタ探しですが、まずはコンバージョン用のコンテンツ(コンバージョンコンテンツ)と
拡散用のコンテンツ(リンクベイトコンテンツとも呼ばれます)に分けて探すのをお勧めします。
コンバージョンコンテンツとは、文字通り検索したユーザーがそのまま購入に至りそうなコンテンツのこと。
ファッション通販サイトであれば、ブランドのページやコーディネートのページもコンバージョンコンテンツに当たります。
拡散用コンテンツ(リンクベイトコンテンツ)とは、リンクを釣る(ベイト)ことができるコンテンツのことを言います。話題になって、SNSでの拡散をしてもらったり、他のサイトから紹介してもらったりできるコンテンツです。
ファッション通販サイトの場合、チーフの折り方、ネクタイの巻き方、ワイシャツの黄ばみ取り、少し離れますが髪のワックスの付け方などなど、ユーザーが興味を持ちそうな話題がリンクベイトコンテンツに当たります。
ファッション通販サイトのリンクベイトコンテンツの例:
ネクタイの結び方(簡単でかっこいい締め方)結婚式・就活でも使える。
コンバージョンコンテンツのネタ探し、記事の書き方のヒント2
コンバージョンコンテンツのネタ探しは結構簡単で、手順が詳しく書かれている記事も多く見かけます。
少し目的がことなる記事ですが、ネタ探しから書き方まで以下のぺージも詳しく掲載しています。
参考:【コンテンツSEO】検索流入が爆増する超強力な記事を作るための4つのステップの全解説
基本的にはキーワードプランナーを見れば必要なぺージはおおよそ検討がつきますし、既に先行しているサイトがある場合、競合サイトを見て必要そうなぺージを拾ってくれば、ほとんど網羅できます。
また、色んなお役立ち記事で書かれている方法以外で、競合サイトから最も手っ取り早くキーワードを抜けるのが、競合分析ツールのシミラーウェブの有料版です。
無料版を見て、まあ参考程度かなと以前は私も思っていたのですが、数ヶ月前に導入してびっくりしました。
ほとんどわかってしまうんですね^^;
試しに弊社のキーワードを出してみましたがですが、実態に近いです^^;
ただ、流入数については多めに出ていて、おそらくシミラーウェブの特性が出ているかなという印象です。
色々なフリーソフトやブラウザ拡張に解析タグのようなものを仕込んで数値計測しているので、パソコンを使う機会が多い方が見るサイトやWEB関連の企業の方が見るサイトは高めに出る傾向があると思います。
他の業種では、かなり数値が近いものもあるのでシミュレーションやコンバージョンしそうなコンテンツを探すには持って来いです。
リンクベイトコンテンツの探し方のヒント
次にネットで話題になって、自然リンクがたくさん取れる記事はどうやって探したらいいのか?についてですが、答えはシンプルで過去にバズった記事を探して、参考にすることにつきます。
理由は後のリンクの集め方のパートで詳しく解説しますが、過去バズった記事を探す際はぜひはてなブックマークで検索してください。
時々、二番煎じはもう話題に乗らないのでは?
と思う方がいるようなのですが、
↑こんな感じで、全く同じ記事のURLが変わっただけの場合ですらもう一回話題になることもあります^^;
※画像は弊社役員岡崎の個人ブログのネタ記事です。
はてなブックマークのユーザーも毎日貼り付いて話題になった記事を見ている訳ではないですし、「あとで読む」みたいなタグをつけた記事の場合は特に忘れていたり、そもそも読んでなかったりするケースも多いと思います。
過去話題になった記事と共通のテーマで、
- 最新の情報を掲載していく
- 参考記事に無い情報をどんどん追記していく
- 切り口を変えてみる。例:成功事例のまとめ記事であれば、失敗例をまとめる記事に変えてみるなど。
というように載せる内容や書き方を調整して、記事作成することでユーザーが共有したくなる記事を書ける確率を高められます。
はてなブックマークでリンクベイトコンテンツの参考記事を探す方法
少し癖がある検索画面なので、画像で解説します。
まず、はてなブックマークのTOPページでフリーワード検索します。
上記のように絞り込みをします。
絞り込みの条件ですが、
- タグorタイトルに変更。(本文だと、結構意図した記事と違うものが出てくる印象です。)
- 並び順は人気順に変更。
- 期間指定をして、古い記事を省く。(情報が古すぎると使えないことが多いので。キャプチャは大体一年前の記事に絞った画面です。)
で検索するのがお勧めです。
もし、はてなブックマークだとあまり記事が出てこない場合はNAVERまとめの検索もお勧めです。(文章が少なかったり、コピーが多かったりする点はご注意ください。)
これで表示されて来た記事をピックアップしていきます。
一記事につき2、3URLをピックアップ記事として残し、さらに検索上位の記事をいくつか探して残しておくと必要十分な情報量がつかめると思います。
記事ネタ探しの際は弊社でも、複数参考サイトを準備して、毎回タイトル案を考えて、記述に入っています。
以下の画像は、弊社で制作中のオウンドメディアに掲載する記事ネタを書いたエクセルファイルのキャプチャです。
こんな感じでタイトル案、記事の簡単な概要、参考URLをピックアップしていっています。
まだサイトは準備中なのですが第一印象を良くするアイデア満載のWEBマガジン「ヒトメボレ」
↑こんな感じで掲載しています。
うまく記事を書く自信が無い方や時間が取れない方へ
ネタ探しの後は、いよいよ執筆ですが、記事を書く自信が無い方には以下の書籍をお勧めします。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
ポップカルチャーのニュースサイトナタリーさんが出している書籍です。
特に、この本の一章に書かれている「書く前に主眼と話題を手書きで書く”構造シート”を準備する」という方法がお勧めです。
私も構造シートのようなメモを使って、本の手順通りに書くようになってから記事を書いてる最中に迷う回数が減り、記事を書くのが速くなりました。
また、目次に記事作成のルールがまとめられているので記事の外注をする際のマニュアル作りのヒントにもなると思います。
記事の上手な外注の仕方は?
自分で書ける記事の量には限りがあるので、外注をせざるを得ないケースも多いでしょう。
弊社でも、お客様のサイトのコンテンツを作成する際、外部のライター様に発注していることも多いです。
外注し始めの頃は、思い通りのコンテンツを書いてもらうことや探すのに苦労することもあったのですが、少しずつポイントを掴んで、今はおそらく上手く運用できている方だと思います。
クラウドソーシングもよく使うのですが、ライター様からの評価もかなり良いものが貯まってきていて好循環になっています。
クラウドソーシングで上手く外注・運用するコツを紹介します。
特にバズが取れるような記事が書ける方を探す場合は、クラウドソーシングの広告メニューに頼りすぎず、良い人を検索で探して、きちんと一人ひとりに合わせたメッセージのやり取りをして関係構築していくのが大事だと考えています。
記事作成には関係ありませんが、良いデザイナーの方、コーダーの方、エンジニアの方を探す場合にも応用できます。
以下、具体的にコツと流れを紹介します。
- 記事テーマを上記で紹介したファイルにまとめておく。
- まずは、応募文章を作ってクラウドソーシングに出す。直近の応募が多い記事をじっくり見ること。応募が来る案件には共通点があります。
- 普通に応募を出しても埋もれてしまうので、フリーワード検索を使って良い方を探す。(例:「医療」など、記事に沿ったキーワードや「広報」などライティング経験がありそうな単語を入れる)
- ライターの方には個別にメッセージを送る。きちんとプロフィール記載の内容を見て、○○と書かれていて興味を持ち、ぜひ一度お願いしたい。とコピペではなく一つ一つメッセージを送っていく。
- テストライティングを依頼し、Wordで校正をする。誤字チェックだけでなく論理のつながりや言い回しなどを確認・すり合わせをしていく。
- 検収が終わり、納品されたらすみやかに決済・支払いをする。当月末締め翌月末などルールは設けていても、即決済していた方が信頼も得られますし、喜ばれます。
最後の決済の項目は地味ではありますが、支払いサイトを変えるのは大きな企業には結構難しいことだと思うので小回りが効く企業が強みにできる部分です。
予算を多少多く払ってもいいので、もう少し楽にバズる記事が作れないか?裏ワザ「寄稿」
外注する場合でも、記事テーマの選定をこちらでする手間がかかったり、ライター様の相性が事前に予測しづらかったりという工数はかかってしまいます。
それも省いて、「良い記事を確実に手に入れてバズる確率も高めたい」という方は寄稿依頼をお勧めいたします。
弊社でも過去に数回実施していて、いつも良い記事を書いていただいています。
以下事例です。
参考:
・【記事の仕上げスパイス12種】ライティング素人でも大丈夫!コンテンツマーケティング記事を「編集」する方法
・まるでホラー!大金をかけて作ったオウンドメディア運営が大失敗する11の要因
・SEOの歴史を学んでペナルティ対象となる「古いSEOテクニック」を卒業しよう!
・オウンドメディア運用に乗り出す前に!注意すべきポイントと参考事例
・スピードレース!WordPress最速の無料テーマはこれだ【人気8テーマ比較】
・WEBライターの私が、ないと仕事にならないぐらい重宝しているMacアプリ&iPhoneアプリ総まとめ(33個)
・WEBライター歴4年の私が仕事効率化に使っているWebサービス・Chrome拡張機能 総まとめ(39個)
皆さん、個人ブログをお持ちのブロガー様でして、普段ネットで見ていて「これは!」という方にお声がけをしてお願いしたり、登壇されているセミナーに伺ったりして寄稿をお願いしています。
ブログもご紹介しておきます。以下のサイトを拝見して、寄稿をお願いしました。
一番はじめに寄稿をお受けいただき、一番たくさん記事を書いていただきました。
上記のオウンドメディアの記事など担当いただいています。
検索サポーター様
記事の編集について寄稿いただきました。
SEO Scene | 名古屋SEOコンサルタント
何度かリピートでお願いしているのですが、WordPressの記事やコンテンツSEO、オウンドメディアについて寄稿いただきました。
ブログマーケッターJUNICHI | ブログ中心のWEBマーケティングのほんまの情報が学べるサイト
SEO対策の歴史に詳しい方だったので、SEOの歴史の記事を寄稿いただきました。
love2labo.com
先日ライティングの便利ツールのまとめ記事を紹介していただきました。
タネタン – あらゆる元ネタ・由来を集めるサイト –
寄稿をお願いする段階では、ある程度「こんな記事が上がってくる」、「このくらい知見のある方」というのはブログやセミナーでわかるので質は担保されますし、公開した際にはブログ読者の方も見に来てくれるのでシェアされやすいコンテンツができます。
毎回弊社でもFacebookページや個人アカウントを使って、頑張って拡散させていただくので寄稿いただくブロガー様の宣伝にも繋がる為、快く受けていただいています。
弊社でも、以下のような記事を寄稿させていただいた経験があるのですが、一緒に拡散してもらえるので、話題になりやすいです。
参考:Googleアナリティクスで目標設定をしなくても2分でコンバージョンキーワードを知る方法
過去にバズった記事を探して「いいな」と思う方には一度相談してみると良いと思います。
その4.リンクを増やす。
いよいよ最後です。お付き合いいただきありがとうございます。
HTMLやサイト構造がGoogleから評価されやすい状態になり、テキストやページのボリュームもつけてきた上で、
ページを拡散して、リンクを集めることでサイトの評価が高まっていきます。
人工バックリンクではなく、ソーシャルシグナル・ソーシャルリンクを集める
パンダ・ペンギンアップデートが行われ始めた2012年以前までのSEO対策とは異なり、2015年最新版のSEO対策では、ソーシャルシグナル・ソーシャルリンクを集めることが重要です。
以下、Googleのマット・カッツの動画内では「関係ない」と説明されていますが、
ソーシャルメディア(Facebook、Twitter、はてなブックマーク)で話題になった記事がじわじわ上位表示されていったり、
先ほど取り上げた「地域名×ランチ」の掛けあわせの検索結果では、ソーシャルリンクをたくさん集めた記事が上位表示されています。
渋谷のランチで行きたいお店35選!「美味しい」のに「意外と人が少ない」穴場ばかり!
一方で、人工バックリンクを使って上位表示をされているサイトもまだまだあると思うのですが、事業サイトであれば、時流に合わせてコンテンツ・ソーシャル重視に切り替えていった方が良いです。
なぜソーシャルシグナル・ソーシャルリンクが重要か?2つの理由
- そもそも自然リンクを集めるのが難しい。
- 自然リンクを集めるのは難しいが、特にはてなブックマークを集めると、古参のサイトや話題をまとめるサイトに掲載されやすく自然リンクを集めやすい。
以下、詳しく解説します。
そもそも自然リンクを集めるのが難しい。
ブログを運営されている方やサイトを更新している方だとわかると思うのですが、外部のサイトにリンクを貼るという行為はそんなに頻繁にやらないことです。(ニュースサイト等のメディアは除いて)
となると、自然リンクを集めることはなかなか困難になります。
一方で、Facebookでいいねを押したり、Twitterで気になるサイトをつぶやいたり、リツイートをしたり、はてなブックマークで後で使いたいサイトをお気に入りに入れたりという行為になると一気に「自然に」行うと思います。
検索エンジン側もこれらのSNSでシェアするという行為を参考にすることで、よりユーザーに「役だった」と思われているページを判断しているのではないか?と弊社では考えています。
自然リンクを集めるのは難しいが、特にはてなブックマークを集めると、古参のサイトや話題をまとめるサイトに掲載されやすく自然リンクを集めやすい。
画像は古参のサイト(1996年から運営)です。
ニュースをピックアップしてコメントを付けて毎日載せているサイトなのですが、読者も長くついていますし、きちんとクリックされる意味のあるリンクを貼っています。
ニュースのソースのひとつにはてなブックマークを使っていると思われるので、話題になると拾ってもらえることもあります。
また、弊社でも以下のような記事で他社様から紹介を受けています。
スマホ対応していないサイトは4/21からグーグルで順位が下がります(公式発表) など10+4記事(結局アップデート自体は大したことなかったですね^^;)
もうチェックした?2015年エイプリルフールネタまとめ【随時更新】
どちらもはてなブックマークで話題になったものを拾っていただいています。
このように、はてなブックマークをネタ元にしてサイトやブログを作成したりしている運営者はたくさんいます。
はてなブックマークでウケる記事を書けることで、ソーシャルリンクだけでなく自然な紹介リンクをもらうことができるのです。
どんな記事がウケるの?はてなブックマークでウケる記事、5つの特徴
テキスト作成のところで紹介した方法で、はてなブックマークを眺めるとバズっている記事には以下の5つの特徴があります。
- また読み返したい
- 人によく思われたい
- 自分で言い難いことを代弁させたい
- 怒りをぶつけたい(呪詛系ユーザー)
- おもしろ記事
テーマを選ぶ際は強調した部分の3つがオススメです。
怒りをぶつける記事は結局炎上マーケティングになってしまいますし、
おもしろ記事は当たりハズレが読みづらく、時間をかけて失敗すると精神的な負担が大きいこともあります。
写真は弊社役員の岡崎が、前職で「ポッキーの日」に丸一日かけて全力でポッキーの家を作ってツイートした施策なのですが、競合他社がおそらく5分くらいで作った施策に簡単に抜かされてしまった例です。
手間の割に、継続的な流入が見込める訳ではないので、なかなかお勧めできないと感じています。
そもそも、本来はてなブックマークはブックマーク=お気に入りに登録する為のツールなので、また読み返したくなるような記事、後々使えそうな記事を作っていくことが基本になります。
先述のはてなブックマークを使ったネタ探しの方法でユーザーにウケる情報を探り、テーマ選定されることをお勧めします。
はてなブックマークの集め方、ホットエントリに入れるには
はてなブックマークで拡散するには、ホットエントリに入ることが重要です。
ホットエントリとは、はてなブックマークのサイトやアプリの中で「話題になった」「人気がある」と紹介された記事のことをいいます。
はてなブックマーク – 新着エントリー – テクノロジー
画像はテクノロジーカテゴリなのですが、話題のカテゴリごとにページが用意されています。
掲載のロジックは公開されていないのですが、おそらく1時間以内に3件以上ブックマークが「自然に」つけば掲載されるようになっています。
自然にというのがポイントで、IPアドレスなどを見られているようで同じ社内や同じPCから複数アカウントでブックマークをつけた場合は不正と判定され、新着に掲載されず、はてなブックマークのコメントページもnoindex,nofollowがかかります。
単純に3つつけば良いと考えず、コツコツと読者を増やしていくことを考えましょう。
ブックマークしてくれる人を増やすには?-無料でできる方法
まず1件目は自分でつけることをお勧めします。
セルクマ(セルフブックマーク)と呼ばれていたりするのですが、はてなブックマーク側も認めている方法です。
Medium、ブクログ、ブロマガ、STORYS.JP のはてなブックマーク公式アカウントが開設されました
↑はてなブックマーク開発ブログの中でおすすめしたいコンテンツにセルフブックマークすることを推奨しています。
自分でつけてよければ、後2件でホットエントリ入りできますから、少しハードルが下がりますよね。
また、はてなブックマークを自分もちゃんと使っていると、自分のブックマークをお気に入りに入れてくれる人が増えたりもします。時間はかかりますが、自分の記事を拾ってもらえる可能性が上がっていくでしょう。
2件目以降をもらえる確率を高めるには、とにかくコミュニケーションを取ることが重要です。
ブックマークをしてね!とストレートに頼んではスパムになってしまいますが、Twitter連携している、自分の趣向と近いユーザーさんの記事にコメントを書いてつながりを作ったり、オフ会やイベント・セミナーを開いているブロガーさんも増えているので、積極的に参加して読者の人を増やしていったり、とネット上の活動だけに限らず、応援してくれる読者の人を増やすことでお気に入りをしてもらえる可能性が高まります。
また、公開する記事の中でTwitterアカウントをよく見ている企業やツールの名前を話題に出すことで、拡散に協力してもらえるケースもあるので、「外部のサイトに飛ばすとユーザーが流れる」など、小さなことを気にせずに役立つことは積極的に紹介してしまうのもお勧めです。
ブックマークしてくれる人を増やすには?-広告など有料の方法。
最近、出稿している企業も増えましたが、はてなブックマークの中には広告枠があります。
ホットエントリーとページと同じ枠内に【PR】とついて出るのですが、ここに良い記事が入れられれば、確実に一定量のブックマークは取れます。
数十万円単位の予算が必要なので、通常は取り組みにくいと思いますが、予算のとれる企業の方は検討しても良いでしょう。
広告掲載・アドベリフィケーションサービスについて – 株式会社はてな
その他、ブログ自体をはてなブログにすれば、はてなブックマーク内に露出できるのでお勧めです。
事業サイトではなくブログサイトであれば以下のサービスで使えます。
・はてなブログプロ
http://hatenablog.com/
↑新着記事は常にはてなブログのTOPに表示されるので、初めて書く記事もきちんとはてなブックマークユーザーに届くので、拡散がしやすいです。
以前弊社でも10記事ほどですが、はてなブログプロを使って書いていた記事があるのですが、数記事目で3桁ブックマークがついたのでびっくりしました。
現在は移転(週末もSEO対策を頑張るブログ)してしまったので、現在ブックマーク数はリセットされているのですが、昨年獲得したブックマークはSEO対策テーマの中だと3番目くらいに多かったようです。
特にすごく宣伝をしていた訳ではないので、はてなブログの威力を感じます。
事業サイト内にオウンドメディアのような形でブログを作りたい場合は以下が使えます。
ただし、こちらは初期費用・月額とも高額なので、なかなか取り組みづらいとは思います。
弊社の月額料金よりもかなり高いので、周りで導入いただいたことはありません^^;
参考:はてなブログメディア
はてなブックマークは大変…。という方へFacebook広告で拡散するのがお勧めです。拡散後、ページの招待を忘れずに。
Facebook広告を使うことで、ターゲットユーザーに確実に記事を届けることができ、「いいねしやすい人」にリーチできるので、確実にいいねやシェアを取ることができ、他のソーシャルメディアよりも簡単にソーシャルリンクが獲得できます。
Facebook広告にはいくつか種類がありますが、リンク獲得には投稿の広告がお勧めです。
さらにいいねをしてくれたユーザーをFacebookページに招待することで、読者を増やせるので、次に投稿するときにはより多くのユーザーを集客できます。
以下、手順を解説します。
広告の前に投稿ルールはこちらです。
拡散するページにいいねやシェアがつくように、URLを複数入れないようにします。
広告の手順は下記の通りです。
ポイントは、広告は既存フォロワー以外で趣味関心が合ったユーザーに出すことと、いいねをしたユーザーをFacebookページに招待することです。
広告マネージャーを表示する。
広告作成をクリック。
投稿の宣伝から、拡散したい記事を選んで次へ
趣味関心に、関係ありそうなユーザーの内容を入れる。(弊社の場合は「検索エンジン最適化」)
つながり設定で自分のFacebookページにいいねをしたユーザーを除外するのを忘れずに。
配信スケジュールを設定します。
時間帯も絞って、反応がよさそうな時間に設定することをお勧めします。
ページによりますが、夜中0時~2時、出勤前の7~9時くらい、昼休みの12時~13時、18時以降あたりが反応が良い印象です。
新しい広告用素材を選択をクリック
注文確定の前に、デスクトップの右側広告と、Instagramの広告のチェックは外してください。
直接いいねやシェアが取れるところではないので、無駄な予算消化を防ぐ為です。
上記で投稿にいいねが貯まったら、以下の方法でFacebookページにユーザーを招待し、Facebookページのファン数を増やします。
↑まだFacebookページにいいねをしていないユーザーには「招待」のボタンが表示されます。
招待をクリックして、いいねをリクエストしましょう。
※個人アカウントでログインしている状態でないと表示されないので、御注意ください。
まとめ
長々と書きましたが、最初に書いた通り、Googleに評価されやすい最低限の内部施策を抑えた上で、テキストを増やす、ページを増やす、リンクを増やすことが全てです。
特にページを増やしていくのは労力がかかる割になかなかアクセスが伸びないので、作業している最中に「本当にこれで正しいのか?」と横道に逸れそうになってきます。しかし、需要のあるページをコツコツ作っていって、SNSで拡散してリンクをコツコツ集めていけば必ずアクセスは上がってきます。
結果が出るまで何ヶ月もかかって苦しくなることもありますが、正しい施策は一種類しかないので諦めずに続けていただくことをお勧めします。
番外編-SEO対策会社の選び方、外注する際の注意点。Googleの見解とは
以前のようにページ量産やバックリンクだけを使って、上位表示をさせることが難しくなったことと内部施策もネット上で公開されるようになった為、SEO対策のコンサルティングだけを行う企業はあまりに役に立たなくなってきていると思います。
「自社で作業は全部できるから、アドバイスがほしい」という以外の会社様では、コンサルティングだけの企業を選ぶのは避けた方が良いです。
また、外部リンクを実施するにもかかわらず、提供したリンクの内容は絶対に公開しない企業もまだまだたくさんあるようですが、できれば避けた方が良いでしょう。
Google Search console上でリンクチェックはできますが、チェックできるようになるまでタイムラグがありますし、そもそも、どんなサイトから自分のサイトにリンクがはられたのかわからないのは非常に怖いことですよね。
Googleでも注意点や、SEO対策会社のサービスを紹介しています。
SEO が必要なケース – Search Console ヘルプ
SEO対策会社選定の際の質問の例や便利なサービス例を上げています。
慎重に選定されることをお勧めします。
コンサルティングだけでなく、実作業までカバーしてほしい場合は、
下記の2点ができるSEO対策会社に依頼するのがよいでしょう。
- エンジニアやデザイナーの力を必要とするサイトであれば、開発の仕様が代わりに書けたり、開発・制作をサポートできたりするSEO対策会社
- ライティングやバズを必要とするサイトであれば、オウンドメディアの運用やコンテンツSEOのノウハウや実作業ができるSEO対策会社
コンサルティングで知識だけをたくさんつけてもアクセスは一向に伸びないので、必要な実作業に直結する外注を選ぶことをおすすめします。