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コンテンツマーケティングの第一歩は3歳児にもわかるタイトル決めからはじまる

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WEBコンサルタント『サーチサポーター』の代表、敷田憲司です。

 

あなたはコンテンツやブログ記事のタイトルをどうやって考え、決めていますか?

私はブログの記事を書き始める前に候補を2つ3つほど出しておき、更に、記事を書き終えた後に同じように2つ3つほど候補を出しています。

最終的にはその全ての候補の中から「一番記事内容を端的に説明し、タイトルだけで読者が記事内容を想像しやすいもの」に決めるという方法をとっています。

ちなみに『Web担』では「ウケる記事タイトルを作りたかったら、25パターンは必死でひねり出せ」と言っています(25パターン・・・気が遠くなりますね)。

今回はタイトルについて、SEOやSNSの観点も交えてお話したいと思います。

 

SEOの観点から言うとキーワードの扱いが重要

SEOのことをあまり知らない方でも、タイトルには検索して欲しい「キーワードを入れる」ということを聞いたことがあるのではないでしょうか。

これは実際に検索エンジンから検索を行ってみるとよく分かのではないでしょうか。

検索という行動は「検索したキーワードについての情報を得る」ために行うものです。

その検索結果のタイトルに「検索したキーワード」が入っていなければ「このコンテンツには私の欲しい情報はない」と多くの人が判断します。

SEOというよりは「ユーザーの求める情報を適切に提供する」という意味で、タイトルに「キーワードを入れる」ことがよいのです。

もちろん肝心のコンテンツも冗長な記述が羅列されるのではなく、ユーザーの求める情報が的確な文章量で書いてあればあるほどよいと言えます。

タイトルとコンテンツが的確であればあるほどインターネットという広大な情報が蓄積された中から、検索エンジンが「よいコンテンツ」だと判断を下し、検索結果に表示します。

つまり検索ユーザーが辿り着きやすくなることにも繋がる、SEO対策となるのです。

 

タイトルを分かりやすく、かつ検索されやすいように修正することはよいことではありますが、特に気をつけなければいけないことがあります。

なまじSEOの知識があると「じゃあタイトルに検索トラフィックが多いビッグキーワードを入れればそれだけ流入も増えるよね」と考えてしまいますが、それは間違いです。

それどころか逆にこれまで集客に強かった(今まで安定してユーザー流入があった)キーワードを外して安易にビッグキーワードを使うことで、ユーザーを逃す、トラフィックを失うことになってしまうこともあるのです。

いくらビッグキーワードを使ったタイトルであっても「コンテンツと一致しない」タイトルがつけられていれば検索順位は落ちますし、ユーザーも離れていきます。

自分のサイト内容に照らし合わせたとき、タイトルの変更が必ず正解であるとは限らないことを注意して下さい。

 

また、あまりに長いタイトルもお勧めしません。

タイトルが長いために検索結果表示では検索ワードが隠れてしまったり、省略されてしまうことで意味が分からない文になってしまうことがあるからです。

(タイトルが長いと検索結果表示のタイトルが書き換えられることもあります。)

これはクリック率を下げることにもなりますし、そもそもタイトルというのは「コンテンツを少ない文字数で的確に表したもの」と言えます。

(あまりに長いタイトルの弊害は、次のSNSの観点でも説明します。)

  スマートフォンを見る女性

(タイトルも)過ぎたるは猶及ばざるが如し。

 

SNSでは「拡散される」ことを前提に考える

次にSNSでのタイトルの扱いについてです。

タイトルの長さは検索結果の表示、SEOへ影響するだけではなく、SNSでも影響を及ぼします。

特にTwitterではかなりの影響を及ぼします。

今のサイト(ブログ)は、ほぼソーシャルボタンを設置しており、該当ページのソーシャルボタンを押すとそのページのタイトルとURL、サムネイル画像が添付される仕組みになっています。

この時、あまりに長いタイトルだとTwitterでは「入りきらない」ことがあるのです。

Twitterは140文字という文字数制限がありますし、Twitterでツイートする際には「ただツイートするだけでなく自分なりの感想、考察を一言つけたい」と思う人はかなり多いのではないでしょうか?

(Twitterでは「自分なりの感想、考察」が書かれていると、お気に入りやリツイートされやすい傾向があります。)

Twitterでツイートしようとしたときに、タイトルが長すぎて内容が分からなくなってしまうとなると、ツイートを止めることもあるでしょう。

また、タイトルが長すぎて「自分なりの感想、考察」すら書く余白もないとなると、どれだけの人がタイトルを短く編集し、その上で「自分なりの感想、考察」を書く手間をかけるでしょうか。

(私自身も「自分なりの感想、考察」を書く余白がないためにツイートを止めた、ということはよくあります。)

 

Facebookは特に文字数制限はありませんが、タイムライン上に表示されるときには一定の文字数しか表示されません。

それをタイトルだけでほぼ埋め尽くしてしまうのは、あまり良い方法とは言えないでしょう。

これは分かり易いわ

ツイートしちゃおうっと。

 

タイトルは「端的で記事内容を想像しやすいもの」に

タイトルを工夫することはとても大事です。

タイトルでコンテンツ(記事)を見るか見ないかを判断されることが多いことも否めません。

ですが「とにかく見てもらおう」とタイトルを誇張したり、過激な表現を使うことはタイトルとコンテンツが一致しないことはもちろん、「主語がでかい」「釣り目的」などといわれることにも成りかねません。

それは評判を落とすことにも繋がり、長い目で見て得策とは言えないでしょう。

 

基本的なことですが、タイトルは「端的で記事内容を想像しやすいもの」にしましょう。

Googleの検索結果に表示されるタイトルの文字数の制限は「28文字前後」と言われています。

絶対にこの文字数内にするべきという訳ではありませんが、この文字数を常に意識してタイトルを考えることで、検索結果(SEO)にもSNSにも適切であり、かつ、ユーザーが見やすい(認識しやすい)タイトルをつけることに繋がると私は考えます。

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この記事を書いた人

敷田憲司

敷田憲司

WEBコンサルタント『サーチサポーター』代表。 WEBで探してもらえるよう、注目されるようにサポートします。 コンテンツの企画立案だけでなくSEO、SEM、アクセス解析などの集客、運用、分析も行い、お客様の状況、目的に合わせて優先度をつけてご提案しています。 趣味はサッカー観戦とフットサルです。

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