RSS広告(アールエスエスコウコク)とは、Webサイトの配信や更新と共に記事と並んで広告を表示する、RSSリーダーの機能を利用したコンテンツ連動型広告を指す。RSSを標準搭載したInternet Explorer7の普及により浸透したWebマーケティング手法であり、RSSリーダーのユーザの更新情報や記事の要約を収集する、RSSフィードと呼ばれる機能を利用することにより、疑似的な広告のプッシュ配信を行っている。このため、リスティング広告のような閲覧や検索といった操作を行うことで情報が発信される「プル型広告」に対し、RSS広告は「プッシュ型広告」と呼ばれている。
RSS広告の大きな特徴として、ユーザーの関心に合った広告が、ほぼリアルタイムで自動的に挿入される点が挙げられる。ユーザの嗜好とマッチ度が高い広告が次々と表示されるため、コンバージョンに繋がりやすいと考えられている。また、短期間で高いクリック数が実現できることから、期間限定のキャンペーンなどで活用されており、中長期的な視点では、ユーザーの目に留まりやすい出稿先が増やせるほか、通常のサイトやブログでは獲得できないユーザ層の拡大などを目的として利用されることが多い。