SERP(サープ)とは、検索エンジンの検索結果を表示したWebページのこと。「Search Engine Results Page」の略語で、日本語では検索結果ページと訳されることが多い。検索フォームにキーワードを入力し検索ボタンを押すことで、キーワードに関連するサイトや検索条件に関連するリスティング広告が表示される。
GoogleやBingなどの各検索エンジンは、検索語句に関連したサイトや広告を優先的に配置させるため、各自のルールに基づいて表示順位の決定を行っている。例えばGoogleの場合は、クロウラーと呼ばれるロボットが登録サイトを巡回し、キーワードバランスや密度、バックリンク数など様々な要素を読み取り序列付けを行っている。
SERPは多くの場合、複数のページに跨って表示されるため、上位のサイトほどユーザーの目に留まりやすく、アクセス数が増加する傾向がある。特に1ページ目と2ページ目以降では、ユーザにクリックされる確率が大きく異なるため、Webサイトの運営者は、自身のサイトが上位に表示されるよう、SEOに代表される様々な施策を講じている。現在国内の検索エンジンのシェアは、およそ9割がYahoo! JAPANとGoogleによって占められているが、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを採用しているため、SEO対策=Google対策と捉えている人も多い。