SFA(エスエフエー)とは、「Sales Force Automation」の略で、営業活動の効率化を図るために用いられる情報システムのことを指す。SFAが提供する主な機能は、「営業支援」と「商談支援」に大別され、「営業支援」ではスケジュール管理機能のほか、顧客や案件、市場などの情報を提供する機能があり、「商談支援」では、受発注機能や見積もり機能のほか、商品や技術情報、書類のテンプレートなどが提供されている。
企業により利用形態は様々だが、一般的にパソコンやモバイル機器、携帯電話を活用して、有用な情報を一元管理し、組織内の営業活動を円滑に行うために利用される。個々の営業マンが蓄積した取引先の社内構成や取引傾向、過去の商談などの情報を共有することで、引継ぎなども容易に行えるようになり、情報を組織内で分析することで高度な営業活動を実現することが可能となる。また、営業プロセスや進捗状況、日報などが可視化されるため、社員の管理や指導がスムーズに行うことができる。SFAの機能を十分に活かすためには、社内の営業特性やレベルを踏まえ、しっかりとした営業戦略を策定し、そこにSFAの情報システムを適応させることが必要とされる。