SSP(エスエスピー)とは、Web広告において、広告枠を提供する媒体側のマネジメントを支援する配信仲介サービスまたはそのシステムのことである。「Supply Side Platform」の略で、広告主を支援するDSP(デマンドサイドプラットフォーム)と連携し、複数のアドネットワークやアドエクスチェンジに最適な価格で広告を配信することにより、効率的な広告枠の販売や収益の向上を実現している。日本の主要なSSPにはGenieeやKauli、Fluct、adstir、AdFunnelなどが存在し、各社により様々な利用形態やサービス内容が提供されている。
SSPの最大の特徴は、広告枠をオークション形式で自動で販売できる点にある。オンライン広告がインプレッションされるたびに、リアルタイムでDSPを利用する広告主らにより入札が行われ、一番収益性が高い最適な広告がSSPを介して配信される。入札形式は通常のオープンオークションや広告主を絞ったプライベートオークション、固定単価での取引など状況に合わせて選択することできる。そのほか、配信期間やインプレッション回数を制御する機能なども駆使することで、運用コストの削減と収益の最大化を図ることが可能となる。