WEBコンサルタント『サーチサポーター』の代表、敷田憲司です。
コンテンツSEOでは「良質なコンテンツを提供することが最も大切」だと言われています。
しかし「良質なコンテンツ」と一言で言っても、どんなコンテンツが「良質」と言えるのかという定義が決まっているわけではないので、とても分かり辛いものです。
そこで、今回は私がコンテンツを作成するにあたり重要と考えていること、大切だと思うことについてお話します。
1.その情報はユーザーにとって有益か
私は「良質なコンテンツ」とは「ユーザーにとって有益なコンテンツ」とだと考えています。
更に言えば「ユーザー体験(エクスペリエンス)を生み出すコンテンツ」です。
コンテンツの検索順位の評価は検索エンジンのアルゴリズムが決めることですが、本当の中身の評価を決めるのはユーザーです。
その評価はその人の価値観、判断基準などよって違ってきます。
ですが、一概には言えないとしても、「それ(価値観、判断基準)を決めるものは何か」と考えれば限りなく答えに近づくことは出来ます。
気づきを得る、理解、納得、更に考察を喚起する、何かしらの行動を起こしたくなる・・・etc
人を動かすには心を動かすことです。
情報を与えるだけでなく、上記のような「ユーザー体験(エクスペリエンス)を生み出す」コンテンツこそが「ユーザーにとって有益なコンテンツ」と言えるのではないでしょうか。
2.自分が理解したことを伝える
また、ユーザーにとって有益な情報であっても、相手に伝わらなければ意味がありません。
相手に伝えるには、専門用語などを「翻訳」して、分かりやすく表現することがよいでしょう。
専門用語を並び立てて、さも知識のある、権威があるように振舞ってみても、ユーザーがコンテンツの中身を理解、納得出来ないのなら全く意味はありません。
それはただ「知識をひけらかしてるだけ」の自己満足に過ぎません。
難しいことを難しいまま言う人は得てして「理解していない」ことが多いです。
理解していないからこそ平易な言葉、文章に言い換えることが出来ないのです。
そのためにも先ずは自分が理解することが重要です。
(そもそも自分が理解していないことを、他人に理解させること自体が無理というものです。)
これはユーザーとの「コミュニケーション」だと考えると分かり易いのではないでしょうか。
コミュニケーションと一緒で、大切なのは相手に「伝える」ことです。
あなたの心構えは何ですか?
3.事実と意見(考察)をしっかり分ける
これはコンテンツに限らず研究レポート、読書感想文など色々な文章に言えることですが、「事実は端的に、意見(考察)は理由を丁寧に」書くことを意識しましょう。
そんなこと言われなくても基本的なこと、当たり前なことだと思う方もいるでしょうが、巷にはこれがしっかり書き分けてられていないコンテンツを目にすることがよくあります。
ごっちゃになって書かれたエントリーは読者の混乱を招きますし、事実誤認してもおかしくないような文章構成であれば(意図的であろうとなかろうと)、煽り、デマとして取られてしまう可能性もあります。
特に意見(考察)は、自分の頭の中(考えていること)を他人に理解してもらうように言語化して伝えることが目的となりますので、私はなぜそういった考えに至ったかを丁寧に伝えることが大切と言えます。
上の章でも書きましたが、先ずは自分がしっかり理解しておかないとこれは実現出来ません。
4.独自性(オリジナル)を出す
また、自分の意見、考察を書くことは、コピペしただけのどこにでもあるようなものではない「オリジナルなコンテンツ」となります。
「人の心、思考はコピペ出来ない」からこそオリジナルなコンテンツとなるのです。
これは「個性を出す」ということに繋がります。
個性を出すというと「目立つこと」だと捉らわれてしまいがちですが、これは決して個性を出すということとイコールではありません。
目立つことと個性は別のものなので、くれぐれもお間違えのないように。
以上が私がコンテンツを作成するにあたり重要と考えていること、大切にしていることです。
自分なりにこういった心構えを最初に決めることこそが「良質なコンテンツ」作成への秘訣と言えるでしょう。