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【初心者向け】「検索ワードの分析」とは「相手の気持ちになってみること」

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「検索ワードの分析」とは「相手の気持ちになってみること」

WEBコンサルタント『サーチサポーター』の代表、敷田憲司です。

 

SEO施策を考えて実行するに当たり、「検索ワードの分析」は重要です。

「分析」というと何だかテクニカルなことをやるようなイメージを持つかもしれませんが、決してそうではありません。

今回は「検索ワードを分析する」に当たって、大事な考え方についてお話します。

 

「検索流入を増やす」のではなく「検索流入のニーズを読む」

先ず、「検索ワードを分析する」大前提として、知っておいて欲しいことはたった一つです。

検索ワードを分析するというのは「検索流入を増やす」のではなく「検索流入のニーズを読む」ということです。

前回の記事でも少し触れましたが、検索トラフィックが多いワードで検索上位に表示されればされるほど、そのコンテンツはそれだけ多くの人の目に触れるチャンスが増えることになります。

 

ただ、いくら検索トラフィックが多いワードであって、検索上位に表示されたとしても、「検索したユーザーのニーズ」を満たさない(ユーザーが納得できない)ものなら意味がありません

検索流入を増やすことだけだと、せっかく集まったユーザーもニーズを満たさないコンテンツならすぐに直帰する(そのページを離れる)でしょうし、もちろんその先の目的(コンバージョン)達成にも繋がりません。

(余談ですが「ユーザーのニーズを満たしていないコンテンツ」ということは、最初は検索順位が上位であったとしても、次第に順位も落ちていきます。)

 

「そのワードを検索したユーザーの気持ちになってみること」が、「検索ワードの分析」というものなのです。

 

同じ検索ワードでもユーザーのニーズは違う

また、同じ検索ワードでもニーズは人それぞれで違います。   私の好きなサッカーで例をあげてみます。

私が「サッカーユニフォーム 格安」という検索ワードで検索をかけたとします。 すると、ほぼ2種類のサイトが検索結果に表示されます。

1つはオリジナルのチームユニフォームを格安で作ってくれるショップのサイト。

もう1つは世界のプロサッカーチームのレプリカユニフォームを格安で売っているショップのサイト。

・・・さて、私は「どちらのニーズ」を持って、このワードを検索したと思いますか?

もしかしたらこの2つ以外の理由で検索したということだってあります。

(そんなことは本人である私以外の人は分からないですよね?)

 

上記のように、同じ検索ワードでもユーザーのニーズによって意味が大きく変わってきます。

検索の理由(ニーズ)は本人しか分かりませんが、「検索ワードから理由を推測すること」は本人以外でも出来る、むしろ「分からなくても分かろうとすること」が大事でことなのです

相手の気持ちになってみる

相手の気持ちになってみよう。

 

相手の気持ちに近づくためのノウハウ

「相手の気持ちになってみる」ことが大事なのは分かったけれども、具体的にどうすればいいか分からない。

そんなときは「その検索ワードで検索しているユーザー」、つまり、自分のサイトに興味を持ってくれる架空のユーザー(ペルソナ)を詳細に想定し、そのユーザーのニーズを満たすようなサイトを作ってみましょう

この考え方を「ペルソナマーケティング」と言います。

ペルソナマーケティングは一般的に、多くの統計的なデータから各商品・サービスの企業のターゲットとなる顧客セグメントを抽出し、そのデータを元にして作り上げられます。

年齢や性別、身体的特徴に加えて、住所、職業、年収、価値観やライフスタイル・・・etc など具体的に想定します。

 

ペルソナマーケティングの考え方は分かったけれども、「そんな手間もコストもかけることが出来ない・・・」という方もいるでしょう。

そんなときに使えるノウハウを紹介します。

それは「既存のQ&Aサイトを利用すること」です。 Yahoo!知恵袋や、教えて!gooなどは皆さんも知っている、利用しているのではないでしょうか。

このようなQ&Aサイトをうまく利用して、検索ワードの分析を行ってみましょう。

実際にYahoo!知恵袋や、教えて!gooで検索枠にその検索ワードを入力するのもよいですし、以前の記事で紹介した関連キーワード取得ツールなら、多くのサイトから一括して検索が出来るのでおすすめです。

例として、「サッカー ユニフォーム」で検索してみます。

関連キーワード取得ツール_検索_1

すると多くのサイトからの検索結果が表示されます。

結果画面

「サッカー ユニフォーム」というと、購入することに興味が行きがちですが(私も購入することばかりを考えていましたが)、「サッカーユニフォームのネーム剥がれの対応」「サッカーユニフォームの洗濯」など、購入後のお手入れに関する質問もあるということが分かります。

こういった隠れがちなニーズにも気がつくことが出来ますね。

 

このように検索結果からその検索ワードで検索したユーザーのニーズが見えてきて気持ちに近づくことが出来ますし、さらにそれを解決するためのコンテンツを作成すれば「ユーザーのニーズを満たすことになります。」

 

とてもシンプルな考え方ですが、だからこそ自分なりにアレンジすれば更に効果的ですし、次のアクションも具体的に考えることが出来ます。

是非、やってみてください。

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この記事を書いた人

敷田憲司

敷田憲司

WEBコンサルタント『サーチサポーター』代表。 WEBで探してもらえるよう、注目されるようにサポートします。 コンテンツの企画立案だけでなくSEO、SEM、アクセス解析などの集客、運用、分析も行い、お客様の状況、目的に合わせて優先度をつけてご提案しています。 趣味はサッカー観戦とフットサルです。

ブログ:『検索サポーター

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